駆ける備忘録

ロードバイクのライドとかメンテの記録です

久しぶりの更新

久しぶりの更新 2021.10.14

 

久しぶりの更新です。

一つ前の記事の日付けが6/27なので4か月以上も放置でした。
7月に仕事内容が変わって心の余裕をなくしていました。
そのうちに暑くなり文章を書く気力が起きず。
そんな内に秋になってしまいました。

 

自転車には乗れていました。

 

7月には真夏の正丸峠。
8月には灼熱の熊谷。
9月には奥武蔵グリーンライン縦走。

なかなかのロングライド充。

 

骨折して筋が突っ張り気味だった肘もかなり回復しています。
怪我以前のようにブラケットポジションが握れるようになりました。
違和感が無いくらいに回復するにはあと半年くらいかかりそう。
骨に埋め込みワイヤーも早く抜きたいところです。

 

ここは私の備忘録(日記帳)でしかないのですが、もう少しこまめに記録を残したいところ。
少し余裕が出てきたので更新頻度を上げられたらいいんだけどな。

東あずま

東あずま (2021.6.27.SUN)

 

荒川沿いの地図を見ていたときに不思議な名称を見つけました。

 

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東あずま

東あずま

つまり東東??

なにこれ???

 

とりあえず検索してみました。

 

東あずま駅

東あずま駅(ひがしあずまえき)は、東京都墨田区立花四丁目にある、東武鉄道亀戸線の駅である。駅名は付近一帯がかつて吾嬬町(あづまちょう)だったことに由来し、周辺の東吾嬬小学校、第一吾嬬小学校などの学校や吾嬬神社にその地名が残っている。

 

なるほど。

近くに吾嬬神社があるそうです。

こちらもマップで検索。

 

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吾嬬神社

ありました。

吾嬬神社の東だから東あずまなのかな??

地図で見る限り、西あずま北あずま南あずまは見当たらず。

この辺りの住所は墨田区立花であずまの「あ」の字もありません。

仕方ないので、ヒントになりそうな吾嬬神社で検索。

 

【吾嬬神社】
創建年代は不明である。日本武尊の妃弟橘媛が自ら生贄となって嵐を鎮めた際、岸に流れ着いた遺品を祀ったのが起源とされている。

 

なるほどなるほど。

つまり日本武尊命(ヤマトタケルノミコト)の妻の弟橘姫(オトタチバナヒメ)の遺品が由来の神社でした。

だからこの辺の住所も立花(タチバナ)となったそうです。

 

ということは、つまり……。

 

日本武尊命が東征のために船出。

・嵐を鎮めるために弟橘姫が人身御供となる。

・その遺品が流れ着いてここに祀られ吾嬬神社が建立される。

・その東側にできた駅なので「東あずま」となった。

 

……ということなんでしょうね(タブン)

 

ちなみに、「あずま」の由来は日本武尊命が亡き妻を偲んで、

 

吾嬬者耶(あづまはや)

(現代語訳「わが妻よ!」)

 

と叫んだことに由来します。

それ以降、東国を「あずまの国」と呼ぶようになったそうで。

叫んだ場所はいま嬬恋村と呼ばれています。

 

嬬恋村

村名の「嬬恋」は、日本武尊が東征の帰路、鳥居峠に立ち、海の神の怒りを静めるために海に身を投じた愛妻の弟橘媛を「吾嬬者耶」(あづまはや)と追慕した古事にちなむ。

 

不思議ですが弟橘姫に関わる地名では「妻」が「嬬」になっています。調べても由来がわかりませんでしたが何か理由があるのかもしれません。

 

一度行ってみたいと思っていたのですが、すっかり忘れていました。

走っているときにふと思い出したので行ってみました。

荒川からは遠くも近くもない程度の距離ですね。

 

 

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東あずま駅

何の変哲もない普通の駅です。

ちなみにここは東あずま駅東側(くどい)です。

 

このすぐ先の踏切を渡ると正面に巨大なスカイツリーが見えました。

道なりに進んでから北十間川(きたじっけんがわ)に向い、ちょいと奥まった先に神社かありました。

 

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わかりづらいところにある

裏からアクセスしてしまったため本当にわかりづらかった。

北十間川(きたじっけんがわ)側が正面からの入り口となっています。

 

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吾嬬神社

石垣の上に建立されたコンパクトな神社でした。

日本武尊命と弟橘姫が一緒に祀られているそうです。

写真を撮っている間にも参拝されている方がいました。

有名所は違うなと思いました。

 

なんか取り留めもない記事となってしまいました。

不思議な地名を見つけてから一年越しくらいのアクションでした。

気になったところにノーコストでふらっと行けるのもロードバイクの良いところですね。

荒川CR右岸全区間のルートと感想2021

荒川CR右岸全区間のルートと感想2021(2021.6.20.SUN)

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右岸のポピー畑

一年半かかりましたが荒川CR右岸の全区間を踏破しました。
区間ごとに感想とルートを書き留めておこうかと思います。

 


【荒川河口~笹目橋】

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荒川河口~笹目橋

新砂リバーステーションからスタート。
この区間は緊急河川敷道路として整備された二車線の道路です。
全面舗装路なので走りやすく、水飲場やトイレも多いので助かります。
歩行者が多いのですぐに停まれるスピードが求められます。
土手の内側の河川敷を通りますが、ロックゲート、隅田水門、岩淵水門は土手上に上がります。
分岐はありますが迷う程ではありません。

 

 

【笹目橋~秋葉瀬橋】

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笹目橋~秋葉瀬橋

引き続き河川敷を進んでいきます。
埼玉県に入ると路面が荒れがちになります。
朝霞水門は土手上に上がって越えたらまた下ります。
笹目橋から朝霞水門までは土手上も快適です。
朝霞水門から上流側の土手上の道は武蔵野線の架橋で行き止り。
MTBなら土手の中腹を強行突破することも可能です。

 


【秋ヶ瀬橋~羽根倉橋】

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秋ヶ瀬橋~羽根倉橋

秋ヶ瀬橋より上流側の河川敷は砂利道メインとなります。
秋ヶ瀬橋を越えてすぐのスロープで土手上に上がります。
土手に上がったあとは何の問題のない一本道です。
土手上のルートなので徐々に道幅が狭くなっていきます。

 


【羽根倉橋~(治水橋)~上江橋】

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羽根倉橋~(治水橋)~上江橋

 

しばらく幅広の舗装路が続きますが治水橋の下流側の500メートルは砂利道です。
そして治水橋の上流側は土手上も土手下も深い砂利道になります。
MTBグラベルバイクならまっすぐ上江橋までのグラベルを堪能できます。
ロードバイクは一般道に下りて土手横の側道を走ったほうが無難。
治水橋から上江橋までは道幅が狭い割に交通量が多いので気が滅入ります。
古谷八幡通りから川越聖地霊園まで迂回して入間大橋まで抜けるのもあり。

 


【上江橋~入間大橋/開平橋】

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上江橋~入間大橋/開平橋

上江橋の下を一般道で潜って土手に戻ると入間サイクリングロードに入れます。
そこから進んだ先にある入間大橋を渡ると荒川サイクリングロードに復帰できます。
ちなみに入間川に架かるのが入間大橋で、荒川に架かるのが開平橋です。
2つの橋が直線で並んでいて、その中間を荒川サイクリングロードが通っています。
入間川と荒川の中洲にある本来のルートは2024年5月まで堤防工事のため通れません。
入間TT区間と呼ばれているようですが、再開が待ち遠しい素敵ルートです。

 


【入間大橋~太郎右衛門橋】

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入間大橋~太郎右衛門橋

ここから先は道幅の狭い普通のサイクリングロードとなります。
対向自転車とすれ違う幅はありますが並走はやめて欲しいココロ。
荒川からは少し離れてしまいますが一本道なので迷うことはありません。
途中には左岸へのアクセス経路や休憩場所(ホンダエアポート)もあります。
太郎右衛門橋は信号が無いので渡る時は車に注意です。

 


【太郎右衛門橋~大芦橋】

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太郎右衛門橋~大芦橋

比企サイ分岐点からさくら堤公園への抜ける道だけが難所。
最初は地図を見て迷わないように進みました。

 

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(拡大地図)比企サイ分岐点からさくら堤公園へ

桜堤公園へ渡る車道には信号が無いので車に注意。
桜堤公園を越えるといちごのガスタンクがあります。
再び荒川沿いのルートになり川幅日本一を越えていきます。
いちごのガスタンクから大芦橋までは一本道です。

 


【大芦橋~荒川大橋

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大芦橋~荒川大橋

すぐ先に玉作水門があります。
そこから荒川大橋まで一本道です。
この区間下流のような幅広で綺麗な舗装路となっています。
荒川大橋の手前で一般道に合流します。

 


荒川大橋~押切橋】

 

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荒川大橋~押切橋

一般道に合流したところで村岡の交差点に出ます。
そこから荒川大橋の方へ進むと荒川大橋の袂からサイクリングロードが再開します。
引き続き綺麗な舗装路で道幅も十分な広さがあります。
押切橋の手前まで続いていて最後は一般道に合流します。
そこが右岸の終端となります(赤矢印の場所)。

 

 

【総評】
全般的に走りやすい一本道が多い印象です。
道悪部分もありますがロードバイクで走れないほどではないです。
理想的な長距離サイクリングロードだと思います。

 

ただやはり、治水橋~上江橋~入間大橋の間が鬼門。
この区間は土手上ルートが開通した左岸のほうが走りやすいです。
あとは比企サイとの分岐点が若干わかりづらい程度でしょうか。

 

残念に感じるのは変化に乏しい景色でしょうか。
下流はほぼ土手下のため視界が開けません。
かといって上流側も変わり映えのない景色が続きます。
季節によっては名所的な場所がいくつかある程度。
左岸のほうが楽しめる景観が多いですね。
そんな荒川右岸ルートでした。

 

road to 熊谷

road to 熊谷(2021.6.13.SAT)

 

奥多摩以来のロングライドです。
荒川の右岸を通って熊谷まで行甲と思います。
その後は左岸から葛西臨海公園まで下って右岸に渡って笹目橋に帰還。
完走すれば160キロ超えのセンチュリーライドです。

 

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笹目橋のとこ

スタート地点の笹目橋から北上します。

さて、どうなることやら。

 

右岸沿いなので落車骨折した場所に行ってみました。
川越方面から入間大橋に差し掛かる手前です。
例の段差を当時を同じような感じで通過してみました。
ただし時速30キロまでスピードを落としています。

 

ドン!

 

大きなの衝撃がありました。

あの程度の段差です。

実は大したことないんじゃないか? なんて思っていました。

いやいや、考えを改めました。これはヤバイ。
おそらく事故当時は時速35キロくらいだったはず。
無警戒で突っ込んだので必然の結果でした。
この手の段差には確実に安全マージンを確保して走ります。

 

さて、荒サイ合流。
入間大橋を渡って右岸ルートに戻れば、吉見までは一本道です。
1時間走って大芦橋まであと少し、といったところでトラブル発生。
ヘルメットのバイザーにガツンと衝撃がありました。
一瞬だけ見えたのは大きめの蜂。

スズメバチではなくて、大きなミツバチ系の何か。
そのあと右の内腿辺りからチクっと痛みが。
見ると蜂がいたので手で払いました。
ちょっとだけ刺された感じです。

 

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蜂に刺された

停まって刺された場所を見ると、チョコっと赤い程度。
ぎゅっと押し出すと少しだけ血が出ました。
夏用の薄いズボンだったので針の先が通ってしまったようです。

 

ちなみにここは吉見橋。
向こうに荒川水管橋が見えますね。
日本一長い水管橋だそうです。

 

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奥の赤い橋が荒川水管橋

 

さてさて。
5分くらい休みましたが蜂刺されの影響は無いようです。
小休憩も出来ましたし気を取り直して走り出します。

 

そのちょっと先が大芦橋。
森林公園まで行った時には東へ分岐しましたが今日は川沿いを進みます。
走り始めてすぐのところにあった玉作水門で記念撮影します。

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玉作水門


初めて走るルートなので迷わないように気をつけないと……なんて思っていたのですが見事な一本道でした。
路面もいいしとても走りやすいです。

 

久下橋の下をパスすると村岡の交差点に出ました。
ややこしい交差点ですが歩道を通って荒川大橋まで行きます。

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荒川大橋


そこからサイクリングロードが再開していました。

 

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ここからまたサイクリングロード


5キロくらい川沿いの道が続きます。

 

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東京湾から80キロ

 

一本道を進んでいると熊谷大橋の下を通過、押切橋の手前で一般道に合流となりました。
右岸のサイクリングロードはここで終了のようです。
地図を見てもそれらしい道はありません。

 

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八幡神社と押切橋

押切橋の手前に自動販売機があったので休憩します。
道の向こうには八幡神社があってその奥に押切橋があります。
ここまでのルートはとても走りやすくて良かったです。

天気に不安が無ければこの辺りまで足を延ばしてもいいかも。

 

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神社にいた猫様

 

押切橋が今回の折り返しポイントです。
ここから左岸に渡っていきます。

 

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押切橋

橋を下りきる手前に左側に抜けるパスがあります。
インターチェンジみたいなカーブの先でサイクリングロードに合流できます。
ついに左岸サイクリングロードです。
ここで参ったのが路面上を占拠する桜の種。
春は綺麗だと思いますが、今は地雷原のような様相です。
カツカツ踏み抜くだけならともかく、タイヤやフレームの下に皮が張り付きます。
タイヤに欠片がめり込んでなければいいけれど……。
帰ったら掃除ですね……。

 

でも舗装路があるだけいいか……なんて思っていた矢先に砂利道。
激しい砂利道でもなかったので様子を見ながらそのまま進みました。
秩父鉄道と並行する道ですがついに途中で行き止り。

 

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ランボー怒りの行き止まり


その先も行けそうな気もするけど……冒険しすぎは危険かなと。
無理してパンクしても面倒です。

素直に一般道に下りました。

 

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秩父鉄道 ひろせ野鳥の森駅


秩父鉄道沿いを道なりに走ります。

車も殆どいないのでサイクリンづロードと変わりません。

グーグルマップを頼りに走ったら熊谷駅まで到着しました。

 

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熊谷駅

こんな風に撮ると輪行っぽくて夢が広がリング!

完全な自走ですが……。

駅近のセブンで補給してから再スタートします。

 

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熊谷桜堤

まっすぐ荒川に向かったところに熊谷桜堤の石碑がありました。

 

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土手へ上る

 

そこを上ってサイクリングロードに合流です。

 

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まさに荒川の左岸

 

土手上の舗装路はまさに荒川左岸といった感じです。
ここから糠田橋(武蔵水路)まで一本道のはず。
迷うことはないだろうと高を括っていましたが……その通りでした。
荒川の上流って本当に走りやすいですね。

 

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決潰の跡碑と一本桜

途中に一本だけの桜の木がありました。
カスリーン台風で決壊した時に一本だけ残った桜だそうです。
説明文と休憩所がありました。

 

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振り返ると糠田橋

 

糠田橋を越えるとすでに知っているルートです。
何の問題もなく走れるのですが、ここでまた問題発生。
なんというか、夏のように暑い。

 

午前中は曇りがちでしたが、昼以降はめっきり日差しが強い。
体がまだ暑さに慣れてない時期に、この陽気は正直キツイ。
途中の公園で水をかぶったのですが、クールダウンしないとモタナイと直感。
河口までは無理かもしれないなーと思い始めました。

 

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今年一発目の水かぶり

オーバーヒートしないように走ったのですが、治水橋でお腹の具合が急直下。
ファミマに駆け込み事なきを得ました。
その後は秋ヶ瀬公園ルートで笹目橋まで戻ってきました。
河口まで行くか退くか悩んだのですが、退くことにしました。

 

・蜂に刺された
熱中症になりかけ
・左のアキレス腱がやや痛い
・謎のポンポンペイ
・薄いズボンなのでお尻もヤバイ
・ここきて急な向い風

 

ここからさらに60キロ超を走るには不安要素多すぎ。
という訳でセンチュリーライドは秋まで保留。
ここで無理するメリットもありません。
結果として今回の挑戦は未達に終わりました。
最後の成増峠で足が攣りかけたので実際ギリギリでした。

 

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荒川周回115キロ

 

右岸と左岸でぐるりと荒川周回115キロでした。

熊谷の先までのルートを把握できたのは収穫でした。

大芦橋から上流はパラダイスと覚えたり。

 

関東はそろそろ梅雨入りだそうで。

それが終わると夏がやって来るのだなぁと。

暑い季節は走りづらいので厄介ですね。

 

やっぱり春に行きたかったなと後悔。
桜の季節には素晴らしい景色が見れるのではないかと思います。
こちらは来年に期待ですね。

 

謎のチェーン鳴り

謎のチェーン鳴り(2021.6.6.SUN)


チェーン鳴りが収まりません。
フロントをアウターに入れると、ロー側の4枚くらいがチャリチャリ鳴ります。
最初はFDが擦ってるのかと思ったのですがそうでもなく。
絶対に擦らない位置にあわせても静かにならないという。
スタンドにかけて回すと比較的静かですが、実際に走るとうるさくなります。
駆動系へ負荷がかかると大きくなる系の異音の発生源は見つけづらいです。
走りながら耳を澄ませてもピンポイントで聞き分けるなんて無理っす。
こいつに2週間くらい頭を悩まされていました。

 

今回は不思議なことがあります。
スタンドで回していてもRD付近がシャラシャラ鳴ります。
これはRDをアルテグラに変えてからの症状です。
プーリーを外して掃除しても状況は変わらず。
105でこんな音はしなかったので不思議だなーと。

 

それからというものRDとFDは何度も調整をしましたが改善はせず。
スプロケやチェーンリングを締め直してみても変化もなし。
チェーン以外は全部やりました。
おかしいところは無いなずなのですよ。
チェーン以外は……。

 

ん?


チェーン? 

 

君、あやしくね?

 

ロングゲージに変えたあとチェーンはそのまま流用でした。
キビキビ動くRDには問題のかけらも感じない風格があります。

そのため疑いもしませんでした。

 

必要リンク数より短いためにキツくなりチェーン鳴りが発生た可能性があるのかもしれません。

そういえば異音が発生するのはアウターでロー側のギアだけです。
インナーでは全く鳴りません。
歯数が多い時だけ騒々しいので状況証拠としては限りなく黒。

 

ありそう、というか、それしかないんじゃね?と思えてきました。
だってもう他にはもう理由が思いつかないじょん。

 

張り具合からすると、追加できても2リンクくらい。
それ以上長いとダルダルで別の部分に支障がでそう。
たった2リンクの差。
その程度でこんなに違うのか? とは思います。
でも悩んでいるよりやったほうが早い。
他に出来ることもないのです。

 

ただ、ここで若干の問題があります。
チェーンを切って詰めるのは簡単ですが、増やすことはできません。
この場合、新しいチェーンを買って張りな直す必要があります。
ですが、このチェーンはもうちょっと使えそうだからもったいないオバケ。
何しろ張りなおして改善するとも確約はないわけで。

うーむ。


求)チェーンを変えずに2リンクくらい増す方法。

そんな都合のいい方法があればいいのになー。
なんて考えてたらありました。
チェーンを2リンク伸ばすのではなく、ギアを2T減らせばいいよくね?
辻褄は合うはず。

 

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 ←50/34T        52/36T

50/34Tのチェーンリングです。
大分前にメルカリで買ったものです。


去年くらいからチェーンリングを変えられないものかと悩んでいました。
もし可能なら簡単に違うギア比を試すことができますので。

ただし導入するには大きな問題がありました。
チェーンリングの規格が煩雑すぎてさっぱりわからないのです。
うちのCAAD12にはどの規格が適切なのか……。
適当に買って付けられないとなると虚しさ無限大です。
どうしたものか……と長らく頭を悩ませておりました。

 

しかし、これは時間が解決してくれました。
メンテ情報をあさっているうち多角的に情報が溜まったおかげです。
その結果「FSA製でBCD110なら多分大丈夫」という結論に達しました。
ならば状態問わはないので中古の安いチェーンリングで試してみたいなと。
失敗上等、うまくいけば御の字くらいのでトライしてやろうかと。

 

そこでメルカリでした。
丁度いい出品があったのです。

 

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中古の50/34T


FSA製、34T/50Tの中古チェーンリング。
2000円でしたがキャンペーンポイントのおかげで半額以下でした。

届いたリングをクランクに重ねるとボルトの位置がピッタリ。
まだ装着していませんが問題なさそう。

 

現状のチェーンリングは52T/36Tのセミコンパクトクランクです。
これが50T/34Tのコンパクトクランクになると2T軽くなります。
経験上、ヒルクライムではかなり違うのではないかなと思います。

届いたままのチェーンリングには油カスが残っていました。
こってり系のオイルの塊っぽいですが、マジックリンと歯ブラシでどうにかなりました。

 

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キレイキレイ


綺麗になった歯を見ると内側がバリになっている箇所がありました。
また、歯の側面にもガリ傷が結構あります。
元のオーナーは相当なパワーの持ち主のようですね。
この感じだとアウターローを酷使していたのかもしれません。
比較するとインナー側は程度が良かったです。

 

バリは精神衛生上よろしくないのでヤスリで削ります。
ついでに歯の側面のガリ傷や荒れた部分も軽く馴らしました。
ガリガリのままよりはチェーンへのダメージは減るんじゃないかな。
たぶん。

 

で、そのうち試してみようと思っているうちに落車して骨折。
そのまま工具箱で眠ったまま忘れていましたとさ。
それがついに日の目を見ることになった次第です。

 

52/36T → 50/34T

 

厳密には違う気もするけど、これで2リンク分くらい稼げます。
これで解決すればチェーンを買いなおすのもよし。
そのまま運用するのもよしです。
どうせ雨で走れないので換装してみることにしました。

 

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換装前

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換装中

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換装後

 

装着の儀。
何の問題もなく取り付け完了。
チェーンも変速も問題なしで喜ばしい。
CAAD12のクランクは5アームでBCP110のチェーンリングで正解でした。

 

さて、スタンドで回した感じでは静かになった……気がします。
うまくいったのかな? かな?
試走したいのですが外は春の雨です。

 

そして夕方に雨が止んだので2時間くらい走れました。
いつもの荒川CRで開平橋往復です。
で、どうだったかというと……静かになった。

 

まーーーーべらす!


異音と思しき不快な鳴りは消えました。
完全に無音でもないのだけど許容できる範疇です。

微調整でもう少し改善できるかな。

 

また、意外なおまけがありまして。
このギアの構成がわりと使いやすいです。
フロント50/34T、スプロケット11-30Tとなりました。
普段使いのギアがスプロケットの真ん中辺りにかかるので快適。

 

あと34T-30Tが鬼軽い。
自宅近くの激坂を上ってみましたが楽々でした。
峠でも活躍してくれるのではないかと期待大。
普段はまったく使わないレベルです。

 

何にせよ、チェーン鳴りが解決したのは良かったです。

たった2リンクの差でこんなに違うなんて驚きでした。

そして何より50/34Tの活躍に今後に期待大ですね。

 

苦心惨憺のオーバーホールが終わって落車前の状態に回復しました。
ついでに装備もランクアップして欲しい性能は手に入りました。
しばらくは走ることに専念できそうです。

 

目下のところ最大の問題は梅雨ですかね……。

ハンドル周りをグリスアップしました。

ハンドル周りをグリスアップしました。(2020.5.30.SUN)

 

前にハンドルのヘッドセットをバラしたのは一年前くらい。

フォークの様子も見てみたいので外して確認します。

 

この作業は難しいことはありません。
各パーツを外して磨いてから、グリスを塗って戻すだけです。
最初は戸惑いましたが何度かやるって慣れました。

 

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美しいCAAD12のカーボンフォーク

フォークを外して確認しましたが目視で異常なし。

落車のダメージがないで良かったです。

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メンテスタンドは正義


前回まではハンドルを外した後のフレーム車体の固定に苦労ました。
脚立やギタースタンドや脚立に引っかけて無理くり作業してました。
しかし今回はメンテスタンドがあるので超楽です。

14ミリのレンチでハンドルを引っ掛けています。
何の苦労もなく作業が終わりました。

 

ヘッドセットは年一回くらいのグリスアップ良さそう。
汚れ具合を見るとそんな感じがします。
乗り方や走行距離にもよって違う部分でしょうね。

 

しかし最後に問題発生。
4ミリの六角レンチが行方不明に。
レンチは並べて置いてあったのですが。
20センチ以上あるものが忽然と消えた不思議。

いままでもメンテ中にパーツを見失うことはありましたが、どんな小物でも探し出すことができました。
でも今回は最後においた場所が思い出せる大物が無くなったわけで。

 

天狗様の仕業じゃ!

 

作業が終わってから丁寧に捜索しましたが出てきません。
ひょっとしてカラスが持って行ったのか?。
最近、庭に来るからなぁ。

 

もしそうならば、まだレンチで良かった。
替えのないスモールパーツを持っていかれでもしたら号泣ものです。

 

しかし、うーん、謎。

 

ひょいと出てきてくればありがたい……のですが。
まあ4ミリのレンチは替えがきくので困ることもないですが。
手に馴染んだ工具が無くなるのはショックですね。

105からアルテグラに換装した感想

105からアルテグラに換装した感想(2021.5.23.SUN)。

 

やっと調整が完了しました。
完璧には少し足りない感じですが現時点ではここらが限界。
というわけで新生CAAD12の完成です。
見せてもらおうか、アルテグラ(混じり)の実力とやらを!


【装備状況】
STIレバー 105(ST-5800) 変更なし
・フロントディレイラー 105(FD-5800) → ULTEGRA(FD-8000)
・リアディレイラー 105(RD-5800) → ULTEGRA(RD-6800)
・前後ブレーキ 105(BR-5800) → ULTEGRA(BR-8000)
・クランク FSA-SIクランク 変更なし


アルテグラ・ブレーキの感想】
ブラケットポジションから試します。
105の時よりも若干遊びを増やしたのでレバーの引き始めがヌルヌル。
制動が効き始めるあたりの握りがとても軽いですね。
がっつり制動し始めた辺りでも握りも軽いです。
そのおかげで停車するまでが楽になりました。

強く握ってもホイールをロックするまでの感触が違いますね。
適当に握ってもいい感じに制動してくれる感じ。

長い距離を使って停止する時は全く握力がいりません。

中指一本で十分でした。


続いて下ハンでフルブレーキ体験。
105はガーと制動が始まって、あるところでホイールロックする感じです。
そのロックするポイントを手で覚えてロックしないように(ロックしたら緩めて)レバー操作する要領ですよね。
つまりピンポンブレーキ(死語)ということ。


アルテは、ツーと制動が始まりギリギリまで粘ってからホイールロックする感じでした。
ブレーキ制動力の段階が105よりも1段階多く感じました。


105の制動 弱 → 中 → ロック
アルテの制動 弱 → 中 → 強 → ロック


主観的な感想なので正確とは言いづらいですが……。
この「強」の部分がいい仕事をしてくれます。
強く握ったあたりでも制動がコントロールしやすく感じます。
適当に握ってもホイールロックしないように粘れる感じでした。
ロックしてしまうとタイヤは削れるし後輪は滑るしで良いことないですからね。
まあ、フルブレーキは避けるべき行動ですが、緊急事態は不意に起こりますからね(溜息


ちなみに、105の時にもワイヤーの遊びを多めに設定したことがありました。
結果として緩いブレーキフィーリングになったのですぐに戻しました。
(しかも引き量が大きくなったせいでレバーの内側が指にあたるという)
そのセッティングでもキッチリ制動するので普通に減速する分には問題はありません。
ただ高速域からのフルブレーキをかけた場合だけは制動がピーキーに感じました。

まあ、フルブレーキは避けるべき行動で(ry

 

感想としては、アルテグラブレーキは素晴らしいということ。
良く出来てるなぁを感心しました。
ブレーキだけでもアルテという話はよく聞きましたが確かにその通りだと思います。
ロングライドやダウンヒルは安全で体力消耗が少ない装備が良いですから。
奥多摩の時にアルテブレーキなら下りが楽だったことでしょう。


そうそう。
STIレバーは105のままですがブレーキは全く問題ないです。
軽ーく引けます。

 


アルテグラ・リアディレイラーの感想】

24t→27t→30tが滑るように変速します。
さすがはロングゲージといったところ。
落車以降、ロー側3枚の変速が怪しくなっていたのが解消されました。


それ以外の外側の8枚の変速は今までと変わらない感じ。
ショートゲージからロングゲージに変わったので鈍くなるかもと懸念したのですがそんなこともなく。
フィーリングは今までと変わらなかったので良かったです。


なお、STIレバーが105でRDがアルテグラの組み合わせですがシフトチェンジが軽くなったりはしませんでした。
ほんの少し軽くなった気もしなくもないですが……たぶん気のせい。

 


アルテグラ・フロントディレイラーの感想】

性能面で大きな差は無いだろうと思っていたのですが違いました。
インナーからアウターへ引き上げる動作が素早い。


105(FD-5800)の変速は「えいやっ! はっ!」って感じで【持ち上げ】て「乗っける】2アクションのイメージです。
アルテ(FD-8000)の変速は「てあっ!」て感じで完了しています。ほぼ1アクションです。見事。


見た目が同じ新型105(FD-7000)でも同性能ではないかと思います。
この105(FD-7000)でよかったのですが千円くらいしか価格差が無く。
だったらアルテでいいじゃん? すげーじゃん? という帰結。

シマノの重力に魂を惹かれた亡者となりました。


STIレバーが105でFDがアルテの組み合わせですが、インナーからアウターに上げるには今までと同じ力が必要です。
重いってほどでもないものの、決して軽くはないレベル。
これは予想していた通りでしたけどね。


アウターからインナーに落とす動作は105とほぼ一緒です。
ちょっとクイックになりましたが使用感に大差はありません。

もちろん力も全くいりません。


【総評】

ブレーキはアルテグラが全てにおいて良かったです。

FDとRDは必要に応じて換装すればいいのかなと思いました。

資金があれば全部アルテグラで良いのかも。

そして105も十分良いものだと再認識できました。

外したパーツは有事の際の予備部品としてストック。

これでしばらくは安泰です。