駆ける備忘録

ロードバイクのライドとかメンテの記録です

雨だなんて聞いてない

雨だなんて聞いてない (2021.5.1.SAT)

 

4.29は一日中雨の使えない祝日だったのですが、それ以降はっきりしない天気が続きています。

土曜日の関東は夕方以降は雨がふぃりそうな予報でした。

つまり、夕方までに帰れば問題なかろうなのだ!

そう思って家を出たのですがこの日は強い南風。

ということは久しぶりに海を目指します。

 

まだ肘を伸ばしきれません。

そのせいで負荷がかかるのかちょっとだけ痛みがありますね。

もうちょっとなんですけどね。

 

ゆっくり走っていたのですが小松川あたりで飽きました。

向かい風が強烈になっていくタイミングでアウターギアにチェンジ。

さらにシフトアップしていくと、マジキツ。本当の峠のよう。

いや、これが本当の荒川峠だ!

ひゃっはー!

 

先が見えてると頑張れちゃう不思議。

重いペダルに体重を被せて進みます。

というか、すげー進む。

本当の峠だギア比の問題で全然進まないんだけどナー。

 

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新砂リバーステーション

 

綺麗に直したので明るいとことで写真が撮りたい。

あれ以降、なかなか晴れぬのです。

 

そのまま帰るのも味気ないので葛西橋を渡って荒川の左岸に。

(関係ないですが、荒川のサガンって強そうですね)

で、荒川中洲を抜けようかというタイミングで手に雨粒。

ん?

え、雨?

まさかここで振り始め無いよね??

なんて願いを無視して無慈悲な雨が振り始めました。

 

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雨がふる~

折り返し地点で振られるのは厳しい。

雨雲レーダーを見ると、ちょい北西に前線があって北区の先は晴れてるっぽい。

一時間待てば雨は上がりそうですが、一時間気合で走ったほうが良さげ。

待ったところで道はウェットコンディションなので……。

というわけでGO!

 

いやぁ、もう、びっちゃびちゃ。

叩きつける雨と、タイヤの水ハネ。

雨水と泥水と砂の三重奏。

カエルの歌が聞こえてくるよ(ない)。

ブレーキシューの溝に砂が噛んでジャリジャリ音がします。

帰ったら掃除しないと……。

その前に帰らないと行けないのですが……。

 

しかしそんな憂鬱も30分くらいで吹っ切れます。

むしろ楽しくなってきました。

ここまで汚れるともう怖いものないし。

雨のせいで人も減ったので快適。

滑らないように気をつけながら進みました。

 

北区あたりで雨が止んで空が明るくなりました。

キッチンとれたて(休業中)より西側は降ってなかったようで路面が濡れていませんでした。

そこから家に帰るまでに服が乾きました。

日差しも風も暖かかったです。

 

最後に成増へ登る坂で足が攣りかけました。

爆風アウターチャレンジと、雨天強行で披露がたたったようです。

一月くらい乗らないと走力が下がりますね。

リハビリがてらアップしていきたいところです。

春の無駄遣い

春の無駄遣い (2021.4.24.SAT - 25.SUN)

 

4/24

暖かい風と春の太陽。
これ以上ないくらいの日和なのですが、異常に眠い。
なんだろう、疲れてるのかな。
ちょっと横になって、起きたらもう夕方前です。
ライド日和を無駄使いしました。

 

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岩渕

日も伸びたので夕日の中、岩淵水門まで行ってみました。
流れていく風か心地いいこと。
ちょっとだけでも走れてよかったです。


4/25
昼過ぎから出られたので、関平橋の手前まで行ってみました。
開通した左岸ルートを行くので、ほどんと先週と同じです。
肘は先週よりも回復していて、ほぼ痛みが気になりません。
CAAD12も微調整したのでちょびっと調子いいです。

 

羽根倉橋から続くどては関平橋の少し手前で終わりです。
見た目はっきりとした土手はここまでしかありません。
それでも河川敷から市街地までは高低差があるので問題ないようです。
河川敷側は台風19号の時に水没してましたけどね……。

 

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ここも開通

土手の端っこから田んぼに下りるルートがあります。
ここも閉鎖されているイメージしかありませんでしたが、通行可能になったようです。
状況が唐突に変わると脳が5秒くらいフリーズしますね。

ヘアピンカーブを曲がって未舗装路を下りてみると田んぼでした。
ゴルフ場迂回ルートから川岸屋に抜けるルートの間の道でした。
これだったらスルーして直進してもいいかもしれません。
今日はここで引き返すことにします。

 

帰りは旧迂回路を通って帰ることにします。
この季節は水路いっぱいの水が田んぼに流れていきます。
水路に綺麗な水が勢いよく流れるのを見てると楽しくなります。
この辺は田んぼ~ゴルフ場~田んぼなので堪能できますね。

関平橋前の田んぼからゴルフ場を抜けて西遊馬に抜けます。
そして西遊馬公園に下りてまた田んぼ区間へ。

 

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昭和田んぼの角


ここも今だけ、水路いっぱいの水流になります。

 

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同じ場所を上から


だいたい50キロくらい走りました。
物足りなく感じるくらいには肘が回復してます。

 

羽根倉橋から先は、行きは新ルートで、帰りは旧ルートでした。
一目瞭然で新ルートはショートカットできて便利です。
とはいえ趣深い景色がある旧ルートも捨てがたいです。
実際、旧ルートを走る人も多かったように感じました。
その日の気分で走ればいいですね。

便利になってよかったよかった。

 

荒サイ左岸 羽根倉橋~開平橋の手前まで開通

荒サイ左岸 羽根倉橋~開平橋の手前まで開通 (2021.4.18.SUN)

 

骨折してからちょうどひと月。
折れている箇所はワイヤーで固定されているので回復が早いです。
筋もほぐれてきて肘の自由が利くようになりました。
そこにきて快晴の日曜日です。
ちょっとだけ走ってみました。
CAAD12の調子を知りたかったので。
無理のない程度に……です。


ひと月ぶりの荒川は新緑にあふれていました。
北から風が強いですが、寒くないどころか暖かいくらい。
骨折した頃は早春賦の歌詞のようだったのに。
ちょっとの間に季節が巡っていました。

 

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萌~

春風に あらがい進む 銀輪の 
        緑豊けき 荒川の径
            (荒サイ、春の一句)

 

走るだけで楽しい季節がやってきましたね。
軽装でどこへでも行けそうです。
骨折が治れば……ですが。

 

お守りがわりに右肘だけプロテクターを付けています。
何かあっても骨折箇所へのダイレクトアタックは防げるでしょう。
普段よりは気を使って走っております。
路面から衝撃が突き上げると多少は痛むかなぁ、程度。
ハンドルに体重をかけないようにしていれば大丈夫でした。
この分なら割と早く復帰できるかもしれません。

 

さて、気になるCAAD12の調子。
とりあえず走ったところの違和感はありません。
フレームとハンドルは大丈夫そうですね。

 

後輪の振れは1ミリ以下なのでゆっくり走る分には影響もなく。
もちろん走行中に不安定になるようなことは無かったです。

 

変速もチャキチャキ決まってくれて良好です。
その他、気になるような異音もありません。
トップ側でフロントディレイラーにちょっとチェーンが擦ってるぽいので、後で微調整かな。

 

初めて巻いたバーテープが心配でしたがズレたりはしませんでした。
しっかりハンドルに食いついていて握りこんでも不安がありません。
前のバーテープよりも少し厚めでモチモチと弾力があります。
心もち路面からの衝撃が少ないような気が……しなくもないです。
安いだけの理由で買ったのですが、使ってみたら良いものでした。

全体的に問題ないレベルに回復できたようで良かったです。

 

試運転で安心できたころに羽根倉橋に到着しました。
今日の第一の目標地点です。
何故かといえば荒川サイクリングロードの本来の起点が開通したのです。
それがここ、羽根倉橋の東側の交差点です。


工事期間は長く、なんと20年くらい通行止めだったそうです。
むしろ迂回路が本来のルートだと思っていたくらいなので驚きです。
迂回路というのは、竹林~田んぼ~西遊馬公園のいつものルートのことです。

羽根倉橋を左岸に渡ると新しい入口があります。
交差点の信号のすぐ先から土手に上がれます。

 

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奥手の右が羽根倉橋

上ってみると天端には出来立ての綺麗な路面。

 

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同じ場所から上流側を望む

素敵の一言。

すでに歩行者や自転車が行き交っていました。

新装道路なのでずっーーーっと綺麗な道を走れます。

 

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新しい道

少し進んだところから振り返ってみました。

新鮮な光景だこと……。


竹藪や田んぼを反対側から見下ろしながら進みます。
予想していたよりも道幅が広くて安全。
そのせいか治水橋まであっという間に感じました。

 

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治水橋の信号

治水橋の交差点は車道と交差するので信号があります。
アンダーパスがあれば最高ですが、時差信号があるだけで十分ですね。
上流には信号のない交差も多いですからね。

 

治水橋より上流側はしばらく車道となります。

その先は土手中腹のサイクリングロードを上がり下がりしながら進みます。

とはいえ西遊馬まではほぼ一本道です。

その先はいつも通るルートに合流できます。

川越線の踏切を超えれば上江橋です。

 

そしてその上江橋は今日の第二目標地点です。

なんとこのタイミングで上江橋の下のアンダーパスも開通しました。

 

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上江橋のアンダーパス

こちらは約5年ぶりの再開だそうです。
これで大宮国際CCへ迂回することなく、土手上のまま宝来運動公園へ抜けられます。
アニメ「ろんぐらいだぁす」の荒サイ編で通過したルートとして知ってはいましたが、ついに通れる日が来ました。

このから右に抜ける迂回路は距離以上に面倒だったので本当に嬉しい。

 

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トンネルを抜けると

トンネルを抜けると橋の向こうにでます。(当たり前)

ちょっと先まで進むと上に続く小径あり。

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上に向かう小径

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上ったら上江橋

上ってみると上江橋の歩道に合流できました。
この抜け道を使う機会は少なそうですが覚えておきましょうか。

 

サイクリングロードに戻って進みます。
初めて通る宝来公園までの土手上の道が新鮮。
大宮国際CCを左に見下ろしながら進みます。
そうして大宮国際CCからの迂回路の合流地点まで到着しました。

当たり前だけど全然楽ですよ。はい。

土手は開平橋の手前まで続いているので、羽根倉橋から直通ということですね。

いや本当に革命的。

 


滿足したので今日はここまでとします。

いきなり無理も良くないかなって。

帰りは追い風が凄いのでスピードに気を付けないと……。
安全運転で帰ります。

 

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←旧ルート 新ルート→

国道463が荒川を渡っているのが羽根倉橋です。

そこから北上の線を見れば一目瞭然。
新旧比較すると驚きのまっすぐです。
5~10分は短縮されるのではないでしょうか。
遠くに行く時は助かりますよね。

 

便利になったな反面、竹林や田んぼも季節季節で走りたくなりそうです。
バリエーションが増えたということでは大歓迎ですね。
左岸は本当に便利になりました。

ありがとう国交省
この勢いで右岸もどうにかならないものかな……。

落車してボロボロになったCAAD12のメンテ

ボロボロになったCAAD12のメンテ(2021.4.11.SAT - 12.SUN)

 

入院前にチョロっとチェックをしました。
バイクの状況どころではなかったので、この時点で初めて確認できました。
右向きに倒れたようで、ぱっと見でも右側のダメージが大きいです。

 

 

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痛ましき右ハンドル

バーテープは千切れ飛びました。
STIのゴムカバーがボロボロ。

ハンドル右側には大きなガリ傷が入っています。

右ハンドルが大きな衝撃を吸収してくれたようです。

 

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曲がってるよなぁ

ディレイラーハンガーは曲がっている気がするなぁ……。

そのせいかシフトチェンジしても狙ったギアに入りません。

リアディレイラー自体の動きは問題なさそうでした。

 

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近くで見るとボロボロ

見た限りではフレームは大丈夫そう。
ホイールも大きな振れは無模様です。

サドルの右側面も一筋に裂けてました。


あちこちに打痕があるものの、機能を損なったのはハンガーくらいのようでした。
落車前からボロボロのバーテープも年貢の納め時となりました。
メンテは肘が動くようになってからとなりますが、それまでに補修部品を調達しないと。
変な負荷があるかもしれないので前後のスキュアを緩めてから封印。
しばらくは自身の治療に専念します。

 

(そして3週間が過ぎた)

 

まだ不自由ではあるものの、だいぶ腕の力が回復しました。
3キロのダンベルが無理なく持ち上げられたのでロードバイクならメンテできそうです。
この日のために補修パーツを用意していました。

 

バーテープ

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EMPTのバーテープ

1380円の安いバーテープです。
バーテープを巻くのは初めてなので、失敗しても懐の痛まないものをチョイス。
前代を引き継いで黒赤の2色巻きにしました。

 

・STIのブラケットカバー

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シマノ ブラケットカバー

これはシマノの純正品で1000円弱でした。
ボロボロで穴だらけになってしまったので交換。

 

ディレイラーハンガー

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ディレイラーハンガー

1000円くらいのリプレイスハンガーです。
予備はあったのですがもう1つ購入しました。
純正品ではないですが、取り付けられることは確認済みです。

 

満を持してメンテナンス開始です。


まずはメンテの前にクリーニング。
ひと月ぶりなので黒ずんだチェーンとギアをマジックリンとブラシで磨きます。
続けてフレームの汚れを洗ってから噴き上げて、グロスターゾルで磨きます。
車体のチェックも兼ねているのですが、大きなダメージは見つかりませんでした。
そこかしこに傷は増えましますが……。
しかたナス。あきらメロン。

 

それにしてもSTIカバーの下のガリ傷が酷い。

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ガリガリのボロボロ

抉れタブ部分が白化していて悪目立ちしすぎです。
サンドペーパーでならしただけですが多少はマシになったかな。

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←研磨前 研磨後→

握力が戻ったらもう少し丁寧に仕上げてから、つや消しブラックを塗ろうかと思います。

ようやくこれでメンテを始められますね。

 

最初にディレイラーハンガーを交換しました。
これは簡単な作業です。

・後輪を外す。
・リアディレイラーを外す。
・曲がったディレイラーハンガーを外す。
・新しいディレイラーハンガーを取り付ける。
・リアディレイラーを再装着する。
・後輪を戻す。

 

これだけ。
気を付ける点は、リアディレイラーを外す時のBテンションボルトの位置くらい。
ネジ山に当たったまま外すと斫ってしまうことがあるので注意です。

 

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←交換前 交換後→

交換前と交換後を並べて見ると角度が違いがわかります。
目視でわかるくらい曲がってるともうダメかなって気がします。

 

新しいハンガーは、オリジナル部品よりちょっと長かったです。
長丁場になるのでザックリと変速調整を済ましておきます。
アウターローがちょっと怪しいけど、今はこれでいいっス。
リアディレイラーはここまでとします。

 

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曲がってる

ふと違和感があったのでハンドルを見ると前輪がちょっと右向き気味に。
経験上落車するとちょっとは曲がりますよね。


これは簡単に直るのでいいとして、ホイールの振れもチェック。
目視の限りでは綺麗に回っている気がします。おそらくOK。

 

では後輪はというと若干の横振れが出てしまいました。
目視では1ミリ以下の振れなので許容範囲内としておきたいところ。
何しろ振れ取りは未経験。
そのうち対応できればいいかなぁ程度です。
時には心に棚を作ることも重要。
一部分を気にかけすぎるといつまでもメンテが終わりません。

 

 

次はSTIのブラケットカバーの交換。
本来これを交換するにはワイヤー類を全て外す必要があります。
それは面倒なのでボロボロのカバーはカッターで切って外しました。

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古いカバーと新しいカバー

ではどうやって再装着するの? って話ですが裏技があります。
ブレーキレバー側から力技で通す方法です。

 

カバーはゴム製なので引っ張れば伸びるのでぎりぎり通ります。

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内側にビニール袋を通す

引っかかって千切れないように内側にビニール袋を入れて滑らせます。

 

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ブレーキレバーから挿入

ブレーキレバー側から挿入してグイっと引っ張ります。

骨折してても出来る作業なので成人男性の力があれば問題ないでしょう。

 

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無事貫通

本来の位置にまで通せれば概ね完了です。

 

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最後にビニール袋を引き抜く

最後にビニールを抜けば完成です。

 

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完成!

ワイヤー外してやり直すよりも非常に簡単ですです。
この方法を思いついた人は偉大なめんどくさがり屋ですね。


最後にバーテープを巻き巻き。
オーソドックスにバーエンド側から巻く方法で始めました。
you tube動画で予習復習済みです。
完成形をイメージしながらバーテープを解き放ちます。

 

いざまいる!

 

巻いてみた → 失敗(最後に余り過ぎた)
巻いてみた → 失敗(今度は足りない)
巻いてみた → 失敗(巻き返し部分が変)
巻いてみた → 失敗(全体的にバランスが変)
巻いてみた → 成功(ぎり許容範囲)

 

まさに試行錯誤の連続。

なんとか成功(?)するまでに結構時間がかかりました。
微妙な感じがしますが、一応右側完成(?)しました。

 

次に左側をやってみると、一発で綺麗に仕上がりました。
あれ? って思うくらい一発で決まりました。

 

その結果……左右の出来栄えが絶望的な差に。


うーん、これは。


常に視界内にあるものが歪なのは精神衛生上よくない。
泣く泣く右側を解いてもう一度やり直しました。


失敗からの経験が生きたのか今度は上手く巻けました。
ようやくコツがつかめた気がします。

初めてにしてはうまく行ったんじゃないかな?

うん、そうに違いない、もう決めた。

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ミギー

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ヒダリー

前のバーテープより明らかに発色が派手です。
それでも大きな違和感はない……ような気がします。
元々チャコールグレイの地味な色合いに赤系がアクセントになってるフレームです。
これくらいで丁度いいのかもしれません。
色合いのセンスは皆無なので全く自信が無いですが。

 

取り合えず土日でのメンテはこれで完了です。
いくつか課題が残りましたがとりあえずは乗れる状態に回復しました。
さすがにまだ乗れるほど回復してないですけどね。

ゴールデンウイークにはどこかへ行けると良きかなー。

 

それまでに振れ取りができればいいな。
G3組みホイールの振れ取りはハードル高そうですね。
壊さない程度に手を出してみましょうか。

 それはまた別の機会にでも。 

 

落車して骨折して入院した話

落車して骨折して入院した話(2021.3.22.MON)

 

コロナ自粛でお預けになった去年の桜ライド。
今年は骨折によりお預けになりました。
自業自得につき文句も言えません。

 

週が明けてから紹介状を書いてもらった埼玉病院に行きました。
ここは初めて行きましたが、綺麗な病院でした。
自宅からも歩いて行ける近さなので助かります。

 

整形外科外来で受診したのですが、やはり手術は必要とのこと。

肘頭は上腕三頭筋がつながる力のかかる部分なので、放置するとつながらないまま治癒していまう可能性が高いとか。
入院日(月)、手術日(火)、退院日(水)と3日間で終わるようでした。

このスピード感なら、職場への迷惑も最小限かと思いました。
火曜日の仕事までは終わらせていたので良かったです。

即答で入院することを決めました。

 

手術の内容は簡単で、折れた骨を戻してをワイヤーで固定するだけ。
太い血管や神経も近くに無いため難しい手術ではないそうです。
骨が弱いとワイヤーを通す際に砕けたり割れたりする可能性はあるとか。
心配するほどのことは無いと思いました。

 

3.22(MON)

1日目は入院の準備。
矢継ぎ早に各種検査をはしごして終わったら2時過ぎでした。
バスタオル・ハンドタイル・各種衛生用品は家人に持ってきてもらいました。
別途必要なものは病院内の購買で購入しました。
購買はファミリーマートだったのでD払いが使えて助かりました。
ついでに、遅くなった昼食をとりました。

そのあとでようやく入院。

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マイベッド

入院後は特にやることもないまま時間が過ぎていきます。

会社と家族に何度か電話しました程度です。

晩御飯のあとで手術の説明を聞いてこの日はおしまいです。

 

暇すぎて寝たり起きたりしていたせいか、24:00時頃に目が覚めてしまい暇になっていましました。
眠気に襲われるまで2時間くらいウマ娘をやっておりました。


3.23(TUE) 

2日目は手術。
緊急入院した翌日の09:00には手術なのだから凄いです。
手術室まで案内されていき、手術台に横たわります。
点滴に麻酔が入って、くわーと熱くなったあとに意識が落ちました。

 

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ワイヤードオン!

 

意識が戻ると手術は終わっていました。

たぶん14:00くらいだと思います。
まだ麻酔が効いていて右肩より先は全く動きません。
触っても何の感覚もないので面白いです。
その後は寝たり起きたりしながら麻酔が切れるのを待ちました。
夕方には指先が動くようになりました。

 

3.24(WED)

3日目は退院。
昨日は指も動かなかったのに、明けた昼前に退院できるって素晴らしい。

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病院の朝食

質素な朝食です。

20年くらい前に入院した時は病院食の味気なさに参った思い出がありますが、歳をとったせいか全然気にならなくなりました。

これで十分なのだと思うと、普段余計なものを摂取しすぎなのでしょうね。

 

最後の点滴が終わると退院の許可がでました。

いそいそとスーツをきます。(本当は出社予定だったので)

緊急入院だったので、退院時に入院届を記入して提出することに。
まだ小指と中指が不自由ですが字も書けるようになりました。

ボールペンを筆のように立てて書くため恐ろしく字が不格好です。

父が車で迎えに来てくれたので家まで楽々に帰還できました。

 

午後から出社しようと思っていたのですがやめました。

体力よりも時間の問題です。

昼から出勤するには横浜は遠すぎました。

 

3.25(THU)

4日目は出社。
もう日常が取り戻せました。
不便ながらもキーボードは打てるので何とかなりました。
骨折箇所にはワイヤーが入っているのでガッチリしています。
腕を動かす程度で骨がズレたりしないので安心です。

そのおかげか手術後は痛みもありません。


不便なのは右肘が90度くらいまでしか曲がらないこと。

ついでに、まっすぐ伸ばせないこと。

ストレッチで徐々に動くようになるでしょう。

去年、骨折した時も可動域の回復までに半年くらいかかりましたし。

 

3.28(SUN)

1日に数ミリくらい曲がる角度が増えていきます。

左肩がつかめるようになり体を拭くのが楽になりました。

あと左手で箸が使えるようになりました。

コツを掴むのに3日くらいかかりましたが、不便なく食事ができます。

左手も使ってあげるほどに器用になっていくので楽しいです。

 

 

4.5(MON)

やっと肘の固定が外れました。

これで右手も上着の袖を通せます。

術後よりは肘も曲がるようになっており、顔や頭を触ることができます。

これが結構大きくて、できることが飛躍的に増えました。

痛みもないため骨折していることを忘れていることがしばしば。

むしろ危険なくらいです。

 

4,10(SAT)

回復めざましく、5キロ位の物ならば持ち上げられます。

両手でCAAD12を問題なく庭まで運べました。

今のうちに掃除やメンテをしておこうかと思いまして。

今回はCAAD12も無事とはいえず、あちこちに外装ダメージがありました。

ここまでぼろぼろになったのも初めてです。

永らく調子が良かったので久しぶりのメンテですね。

その内容は別途記事にまとめようかと思います。

落車して骨折した話

落車して骨折した話(2021.3.20.SAT)
 
3月20日土曜日の14:30頃。

走行中に落車して右肘頭を骨折しました。
場所は入間大橋の西側です。

川越聖地霊園から荒川右岸に向かい入間大橋に差し掛かる前でした。

 

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現場

 

この辺りは路面状況が良好なので警戒心もないままスピードが出てたように記憶しています。
先の入間大橋を見ていると突然ドンと大きな衝撃に襲われ、気づいたら倒れていました。
衝撃でハンドルを放してしまったようで、前傾姿勢のままアスファルトにダイブした格好です。
無意識に右肘を前に突き出して頭を庇っていました。

体中あちこち痛いのですが、特に右肘が酷かったです。
衝撃を受けた直後って痛すぎて呼吸困難になりますよね。
動きたいのですが起き上がれません。

 

「大丈夫ですか!?」
すぐに対向車線の車が止まってくれて声をかけてくれました。

 

「歩道側まで動けます!?」

近くを走っていたローバイクの方がCAAD12を歩道に動かしてくれました。

 

「ありがとうございます」
お礼を言いながら這うように歩道に退避しまました。


数分は壁に寄りかかって座っているだけで精いっぱいでした。

意識して深く呼吸しないとホワイトアウトしそうなくらいしんどかったす。
右肘を触ると骨と骨の間に隙間があったので脱臼したのかと思いました。

 

「救急車呼びましょうか?」
この怪我で自宅から50キロも離れた場所からの帰宅は困難と思い、救急車を呼んでもらうことにしました。
ありがたいことにCAAD12は江田養鶏場さんに預かって頂けました。

時間の感覚がかなり曖昧ですが、たぶん10分くらいで救急車が到着しました。

乗車する前に声をかけてくれた方々にお礼を言いました。
あの時、助けて頂いた人たちには心から深謝いたします。
本当にありがとうございました。

 

救急車に乗った後に怪我の状況の問診がありました。
少ししたら警察もいらして転倒時の状況を尋ねられました。
一通りの確認が終わり事件性がないことがわかると救急車が出発し、川越駅近くの病院まで救急搬送してもらえました。

 

病院でレントゲンを撮った結果、右肘頭がバッキリ折れていることがわかりました。

脱臼だと思っていた部分は骨折して分離した右肘頭にふれていたようです。

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右肘頭骨折

ここは上腕三頭筋がつながる力のかかる部分のため、手術しないとつながらない可能性が高いとのこと。
肘の端っこが一か所折れているだけなので難しい手術ではないようです。

とはいえ手術かぁ……。

痛む右手をぐるぐる固定してもらった後に病院を出ました。

 

道を尋ねて歩くと川越駅まで10分くらいでした。
おとなしく電車に乗って成増まで帰りました。
実家(自宅から徒歩10分)によって事故を説明してから、帰宅。
これでしばらくは自転車に乗れません。
それどころか右手が使えません。

やれやれです。


次の日。
川越まで昨日の病院にお金を払いに行くのと、CAAD12を回収します。
電車で行ってタクシーで回収しようかと思ったのですが、父が車を出してくれました。
まずは病院で支払いを済ませます。

救急外来は高いですね……。

 

その後で菓子折りを持参して江田養鶏場さんに伺いました。

江田養鶏場さんは黄身の色が濃いおいしい卵で有名です。
墓参りの際にはいつも近くの物産展で買っていました。
現場近くでCAAD12を一晩預かって頂けたので本当に助かりました。
川越に残してきた問題はこれで解消できました。

 

一通り終わった後で転倒した場所に行ってみました。
現場検証というほどでもないですが現地の確認です。
如何にして転倒に至ったかを自分的に納得するためです。

 

 

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落車現場

場所は見渡しのいい一本道。
自分的には白線の内側(白線の右側)を走っているつもりでした。
道の先の入間大橋に視線を送った矢先の衝撃でした。

 

現場を見ると白線の車道側は路面状態が良く問題はなさそうです。
衝撃が発生しそうな要因は見つけられません。

 

一方で白線の路肩帯には小さな段差があります。
左側にある民家から公道につながる接道部分ですね。
衝撃が発生しそうな要因はここしか見当たりませんでした。

 

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小さな段差

段差? ってくらいの段差です。
20キロ以下なら何の問題もない程度の凸凹かと思います。

この程度の段差であんな衝撃になるのか不思議には思います。

ただしスピードが出ていれば十分な脅威なのかもしれません。
そこから推理する状況は下記の通り。


・白線の車道側を走っていたつもりだった。
・前方の入間大橋に気を取られたことで路肩側に進路がそれた。
・進路上に段差が現れた意識は全くなかった。
・スピードが出たまま段差に乗り上げて衝撃を受けた。
・不意の衝撃によりハンドルを放れてしまった。
・そのまま前のめりに転倒した。


白線からそれていなければ、スピードが出ていなければ、ハンドルを放さなければ。
……結果は違ったかもしれません。
逆に考えると、この3つに気を付ければ安全に走行できたはずです。
当たり前すぎていまさら何? ってレベルの話ですが。
理屈や理解はできるのに、体感と実践はムズかしいものですね。

この痛い教訓は今後の糧となるでしょう。

……たぶん。

 

あの段差であんな大きな衝撃になるのかと疑問もあります。

ひょっとしたら何かの異物に乗り上げた可能性もあります。

翌日には何もなかったので想像の域をでませんが。

もう一度あの場所を走ってみればわかることもあるでしょう。


落ち着いた気持ちで現場を見直すとちょっと怖いことに気づきました。
段差の向こうにガードレールのコンクリートブロックがあります。
このブロックのすぐ近くに倒れた記憶があります。

 

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埼玉ではよく見るガードレール


ちょっと角度が悪ければこのブロックに突っ込んだ可能性が。
平面ならまだしも、これに突っ込んだら骨粉砕までありそう。
そう思うと不幸中の幸いだったのかも知れません。
考えても答えが出るようなことではないですが。
去年鎖骨を骨折した時も似たような感じでしたが、最悪の状況を避けることはできていたようです。

 

骨折して満身創痍だけど粉砕骨折しなくてよかった!

今日も今日とてポリアンナよかった探しを忘れないのです。