さらばANCHOR
さらばANCHOR。(2020.6.27.SAT)
スポーツバイクを初めてからしばらくはクロスバイクに乗っていました。
中古で買ったcannondale badboy fattyです。
最初に荒川の河口までたどり着けたのもこれでした。
台風19号のあとのボロボロの荒川河川敷もこれで駆け抜けました。
流石はクロス、悪路だろうが何ともないぜ!
この時の立入禁止の看板の先は、物理的に立ち入れなくなっていました。
まあ、それから少ししてロードバイクに興味を持ったわけです。
でもロードバイクって高いじゃないですか。クロスバイクを買った後でぽんと買える金額ではないと。
そのことを友人に話していたら乗っていないANCHORを貸してくるというのです。
特に期限もなく借りてていいとのことだったので、ご厚意に甘えて去年の秋頃からずっと借りたままでした。
ですがCAAD12を所有するにいたったので、お返しすることになりました。
ANCHORはとても乗りやすいロードバイクでした。
フレームはアルミですが、フロントフォークはカーボンです。
初めて乗った時の、すーっと加速していく感動は今でも忘れません。
自分の足でどこまでも駆けて行けそうなスピード感。
いまでもロードバイクに乗っているのは、その時から始まった旅の途中だからなのでしょうね。
ちなみに踏んで加速するタイプではなく、のんびりロングライドに向いている感じです。CAAD12と正反対の性能です。
軽いのでヒルクライムも問題ありません。
エンデュランスロードというカテゴリーでしょうね。
ただフレームサイズが45くらいなので2サイズは小さいです。
そのせいかハンドルがやけにクイックで、高速で峠を下るのは怖かったです。
サイズが小さいのはメリットもデメリットもあったように感じました。
初めてのロードバイクということでまずは荒川を何度も走って距離を伸ばしていきました。
最終的には山伏峠を越えて秩父まで行けました。
これではどこの峠かわかりません……山伏峠ですが。
半年で1,500キロ以上は走りました。
ひょっとしたら2,000キロくらいいったかも。
ロードバイクの乗り方を教えてくれた最初の一台。
思い出ぽろぽろですが、今日でお別れです。
CAAD12を買った2ヶ月前に整備と清掃は一通りしてありました。
念のため、少し付近を走って異常がないか確認。
準備万端。約束の時間、約束の場所。
お礼を添えて持ち主にお返ししました。
ちなみにANCHORを売って新しい自転車を買うそうです。
ロードバイクは街乗りには不便だから仕方ないですね。
いいオーナーに渡ることを祈って。