road to 道志みち 後編
road to 道志みち 後編(2020.7.24.FRI)
そういえば、本来の予定タイトルはroad to 山中湖でした。
road to 道志みちとなりましたが、road of 道志みちのほうが良かったのでは……と今更ながらに思ってみるココロ。
それはともかく、無事に道の駅どうしまで辿り着くことが出来ました。
売店の前にある大きな岩です。
こんこんと冷たい水が湧いていました。
何があるわけでもないですが、こういうのは好きです。
食事ができるところからサイクルラックが見通せるので安心です。
一息ついたところで作戦会議です。
かわしさんリドレーですが、状況に変化はないようです。
リアのスポークは問題なく、不安は感じないそうで。
フロントの異音は消えてはないのですが、悪化するわけでもなく安定とのこと。
ならば道志みち最高峰の山伏トンネルまで行きましょうかとなりました。
気合を入れて最後の難関を目指します。
道の駅から山伏トンネルまでは6~7キロくらいでしょうか。
走り始めて3キロ位は今までと同じくらいの勾配ですが、その先から徐々に斜度がきつくなっていきます。
何がキツイって、まっすぐの坂道が続くことです。
峠にこんな先まで見える斜面があってたまるか! というくらいにはロングなストレートです。
勾配そのものはつづら折りの道と変わらないはずですが、上っても上っても目に見える道の先がなかなか近づかない感覚は心を折りにかかります。
そしてようやくのり越えると、もう一回ロングストレートが現れます。おぅふ。
斜度そのものよりも、坂道の構成が精神を侵食していきます。
悲しみの2連続ストレートを越えると、峠らしいワインドのかかった上りとなります。
これを越えればゴールだから!
自分を励ましながらペダルを回すのですが、越えると同じようなカーブが現れます。
例のストレートからは10%の勾配がずーっと続く感じでした。
なんとも初見殺しの峠道です。
さらには道の駅を越えた頃から振り始めた雨が本降りに。
路面状況も悪くなるし、この状況で濡れ鼠になるとは。
心身ともにバッドコンディションですね。
ついに脚の重さだけでペダルが回ってくれなくなりました。
かといって踏む力も残っていません。個人的な36-28の限界です。
カーブの脇の開けたところで小休止です。
道の駅でドリンクを補充しておいてよかった。
足を揉んだり、軽く歩いたりして、足攣り回避です。
すぐに行くと腿の筋肉が持たなそうだったので、カーブ一つ分だけ押して歩きました。
これが丁度いい休憩になったようで、そのあとは雨に打たれながらも順調に登れました。
ついにゴールです。やったね!
筑波山を毎週上っているかわしさんには余裕だったようで、ゴールで私を待っていまいた。スゴーイ。
晴れていたらトンネルの向こうに富士山が見えたのでしょうが、この土砂降りではさすがに無理です。
予報を見るとしばらく雨は降りっぱなしなので、雨に打たれながらの下山となりました。
雨が降っているのは山の上だけなので、ずぶ濡れになっても帰る頃には乾いていることでしょう。
脚は限界ですが、帰りは楽々です。
道の駅までは路面が濡れていたのでゆっくりゆっくり。
ブレーキが効かなくなるとアウトです。リムブレーキ怖い。
道の駅を越えると路面状況がだいぶ良くなります。
いい感じのスピードで駆け下りることが出来ました。
そうなると結構なスピードが出るので、先々のカーブを見越しながらのルーティングが必須です。
カーブに入る前に曲がりきれるスピードに減速するのは鉄則ですが、こんなに長い峠道を下ったのも初めてです。
いい経験になったと思います。
最後の山場の横山トンネルを越えればあとは下るのみ。
過ぎゆく景色を見送りながら16:00には橋本駅に帰還できました。
最初はどうなるかと思いましたが、怪我がなく終われてよかったです。
それでも道志みち最高峰まで行けたのだから文句もありません。
今回もよう走った。
なるべく大腿四頭筋を使わないよう走っています。
でも、最後の踏ん張りで決め手になるのは大腿四頭筋ですね。
すぐに限界がきてしまうのでもっと鍛えないと。
秋にはリベンジしたいです。
ルートが体感できたので次はもっとうまく脚を使えるかも。
次こそは目指せ山中湖&富士山ですね。