リッジランナーのメンテ
リッジランナーのメンテ(2020.9.20.SUN)
ミヤタ・リッジランナーのメンテです。
とりえず走れる程度に回復するだけのメンテですけどね。
詳細不明、多分20年以上前のモデルじゃないかな?
もらった時からジャンクですが、雨ざらしでさらに悪化しています。
致命的な部分だけ手を入れていきます。
ペダルの回転が渋いです。
渋いというか、力を入れないと回りません。
手を入れる価値もないので余っている別のペダルに交換します。
端っこにごっついエンドバーがついていたので除去。
ハンドルバーの中は赤茶色のサビサビ王国。
ゴリゴリ削って水圧で飛ばしてから、呉556の洗礼を与えます。
カビカビのゴムハンドルですが、どうやっても外れません。
再利用はしないのでスパッと切ります。
これはBADBOYにつけていた装備です。
グリップはいい感じですね。
センターバーは問題発生。
この位置だと、回転シフターが回しづらいです。
今回は設置しないことにしました。
スッキリして良いですね。
シフターとブレーキはグリップに寄せて隙間を埋めましょう。
さて、ここが最大の問題点です。
穴の中がサビで埋まっていて緩めるのも締めるのも困難なボルトです。
ハンドルがしっかり固定されていないので走行に不安があります。
今日こそは何とかしたいので、手を入れていきます。
まず呉556をたっぷりかけて浸透させます。
ちょっと時間をおいてから自作の引っ掻き棒でゴリゴリ。
ありがたいことにサビの固まりがごそっと抜けました。
アーレンキーがハマるようになったのでついにトップキャップとボルトが抜けてくれました。
ついに外れたサビサビのトップキャップ。
注意深くハンマーで叩くと、サビサビのボルトが外れました。
20センチくらいの長いボルトで、フォーク下側のネジ穴に効いているようです。
どちらも可能な限りサビを削ってからグリスを塗ります。
ハンドルコラムの中も赤錆の洞窟でした。
金属棒で出来る限りサビを削ってから高圧洗浄します。
フロントブレーキは問題ありません。
リアブレーキは効きが悪いですが問題ないでしょう。
フロントディレイラーはワイヤーの長さが足りていないので調整できません。
ぎりぎり妥協できる程度に調整。
リアディレイラーはマシですが、機械部分の劣化が酷いですね。
鈍いながらも動くので押しとします。
最悪ディレイラーは動かなくても安全上の問題はないのでいいです。
レストアというほとではないですが、走れるようにはなりました。
5気圧くらい入れて試走します。
ロードからすると空気入れ忘れた感がすごい。
タイヤの凹み具合がダルダルですが、ブロックタイヤなのでこんなものですが。
家の周りをぐるぐるしたくらいでは問題ないですね。
ロードと感覚とは全く感覚が違うので楽しいです。
これなら荒川右岸のグラベル地帯も問題ないでしょう。
ちょっと行ってみたいですね。
とはいえ問題が全部解決したわけではないです。
大きく3つの欠陥が放置中です。
フロントディレイラーの長さが短すぎて限界です。
ほつれたギリギリの場所をで固定しているだけの状態です。
まともに調整ができません。
シフトワイヤー交換しないとどうにもなりません。
真ん中のチェーンリングが3箇所割れています。
ただちに危険があるわけではないですが嫌な感じです。
これも交換しないと改善はできません。
サドルが劣化してボロボロに裂けています。
この反対側は前のほうがサイドカットしています。
安全上の問題はないですが、中の水分でお尻が濡れるので不快です。
無駄にデカイし、やたら重いし、裂けている始末。
最優先で交換したいです。
と、まあこんな感じですかね。
程度のいい部品が運良く入手できたら改善していきたいかな。
街乗用のジャンクバイクにお金はかけたくないです。
それでもそこそこ楽しめそうな予感がします。
荒川のグラベルが楽しみです。