駆ける備忘録

ロードバイクのライドとかメンテの記録です

顔振峠の振り返り

顔振峠の振り返り。(2020.11.06.FRI)


顔振峠は終始余裕がありました。
子の権現は激坂で有名ですが、最後は押して歩きました。
最後以外の坂は緩かったので、今回のほうが上りはきつかったくらいです。
なのに何で今回はこんなに走れたのか。
実はいくつか理由があります。

 

理由1 ポジションがバッチリだった。

ポジションが決まっても時間が経つと少しずつズレていきます。
朝と夜でもちょっと違うし、ひと月もするとさらに違う。
身体のコンディションによって変わる気がします。
もちろん機材メンテの際に微妙にズレたりもします。
とにかくベストポジションはちょいちょい変わるイメージ。
かなり狂ったなーと思ったりいつの間にか戻ったりもします。
ベターとベストを行き来する感じでしょうか。

 

では何がベストなのか。
言葉では上手く伝わらないと思います。
大きな丸いボールに覆いかぶさってる感じが近い?
近くない気もしますが……うまく説明できません。

 

今回はたまたまベストポジションでした。
体重が手・足・尻に絶妙に配分されていたので非常に快適でした。
その恩恵なのかバイクコントロールもしやすかった。
あの日は道中でヒヤリとすることは一度もありませんでした。


理由2 やっぱりGP5000は良かった。

GP5000に交換して初のロングライドでしたが快適な乗り心地でした。
多少荒れた道でも衝撃が少ないので楽に越えられます。
ロングライドでの蓄積ダメージが確実に減りました。
購入時に25Cか迷いましたが、28Cで良かったです。
速さは求めていませんし、ZONDA C17との相性も良かったみたい。
平地も楽に走れましたし、加速もすーっと上がる。
下りのスピードの加速はヤバいくらいでした。
GP5000以外でも、このグレードのタイヤの性能は凄いのでしょうね。


理由3 ハムストリングスの使い方がわかった

大腿四頭筋を使わずにハムストリングで回す。
どこにでも書かれている説明ですがこれがわかりづらい。
私も下手なりに出来ているつもりでした。
でもそれは勘違いだったとわかったのです。

 

リッジランナーのメンテ、久しぶりにフラットペダルをこいでいる時でした。
ハムストリングの筋肉の使うペダリングのコツが突然わかったのです。
切っ掛けがあったわけでもなく何の脈絡もなく唐突に気づきました。
とはいえ自分でも半信半疑でしたので、ロードバイクで試してみました。
すると一時間ほど成増峠を走り続けても以前ほど疲れないという結果に驚いてみたり。
これはどうやら平地でも応用が利くようでした。
ならばヒルクライム本番でも通用するのか?
そんな想いも抱きつつの顔振峠ライドでした。

 

結果、最初から最後まで余力を残して走り切れました。
坂道でしっかり踏んでも大腿四頭筋が売り切れないようになったのです。
息があがる度にで立ち止まりますが、息が落ち着けばまた登れます。
足の消耗は確実に低減することができました。
大腿四頭筋が疲れないように走るのって素晴らしい。
さらにコツがつかめればもっとうまく走れる気がします。


理由4 メンテが完全だった

今年の5月にCAAD12を買って以来、半年近くメンテを繰り返しました。
結果的にオーバーホールが完了した状態です。
多くの失敗も経験しましたが現時点ではパーフェクトに仕上がっています。
あれだけ頭を悩ませた異音も完全に解消しました。
異音から完全解放されると、余計なことを考えずにいられます。
つまり走ることに専念できるということ。


また全てのパーツがカッチリ組みあがっていて最高に乗り味がいいです。
つまり走るだけで気持ちいいということ。
この状態を自分で維持できるようになって良かったです。
いつでも最高の状態で走ることができるわけですから。

 

結論、どんなに異常もオーバーホールすれば直る。
結論というより極論ですけど。
逆に考えるとオーバーホールができなくなった時が寿命ですね。
このCAAD12はいつまで乗ることができるのでしょう?

 

理由5 完成した

CAAD12 + ZONDA C17 + GP5000 28C = MASTERPIECE!!
現時点で求める性能とコストのバランスが素晴らしく調和しています。
お金をかけれが上はキリがないですが、2倍のコストををかけて性能が2倍にはなりません。
高級ロードバイクに比べると安上がりですが、これがMy preciousです。


まとめ
こんなに書くと凄すぎて以前の3倍くらい走れそう。
さすがにそれは無理ですが、かなり良くなった実感があります。
さらに効率の良い身体と筋肉のコントロールを会得したいですね。
この調子で子の権現も上れちゃうかもよ(無理