荒川のトレイル
荒川のトレイル(2020.10.4.SUN)
オーバーホールしたリッジランナーで荒川のグラベルを目指します。
草刈りが済んで天端の視界がすっきりしました。
本格的に秋の訪れですね。
治水橋の手前までは前回と同じルートです。
治水橋の手前で土手の右側に下ります。
誰も走らない右岸土手下の道です。
何故誰も走らないのかといえば路面状況が劣悪だからです。
窪み、穴、デコボコが修繕されず荒れるままに放置状態。
砂利というには大きめの石もゴロゴロしています。
この手つかず感はもはやトレイル。
大したことないように見えますが、凹んだところに砂利が溜まっています。
28c以下で踏み抜くとタイヤが空転して砂利に埋まっていく深さです。
走りながら見てもわからないのでまさに地雷原です。
まっすぐ走れないデコボコ。
写真で見るよりも実際には凹凸があります。
デコボコだけでなく砂利も多いのがミソ。
もちろん砂利で埋まっている凹みもあります。
突然のぬかるんだ泥溜まり。
ここは道幅半分くらいなのでマシな方です。
酷いところは道幅全部が泥溜まりでした。
底の凹凸と砂利が見えない泥溜まりに侵入する勇気が必要。
ロードバイクでは絶対に走りたくないですね
こんなのが交互に襲い掛かってきます。
40cくらいあるタイヤでないと安定して走れません。
もちろんリッジランナーなら走れます。
こんな悪路もMTBにとってはご馳走です。
なるべく窪みを避けるようにして、小さなデコボコは抜重で乗り越えます。
スピードが出ると乗り上げた時の衝撃が半端ないです。
フルサスならこんな路面状態でも攻めの走りができるのかな?
こんな悪路はそうそうないので楽しいです。
毎回走りたいとは思わないけれど(笑
そんなルートを進むと川越線の手前まで出れました。
土手の上の真ん中あたりが一般道の踏切です。
ロードバイクが見えますね。
土手下のグラベルはここで終わりかと思ってたのですが細道が続いています。
川越線の架橋下を通れるとは思っていませんでした。
行ってみましょう。
川越線の架橋をくぐり抜けると視界が開けました。
もう少し先まで砂利道が続いているようです。
道端には石ころに交じってゴルフボールが落ちています。
ゴルフコースは川の向こうですが、ここまで飛んでくるのね。
最終的に上江橋の手前まで通じていました。
砂利道が土手上に続いていて、一般道に合流しています。
上江橋の下を通り抜ける道は見当たりません。
伊佐沼から続いている小川が横切っているみたいで、藪を分け入っても縦断不可能のようです。
それでもここまで土手下の砂利道で抜けられるとは意外でした。
このルートが新しい選択肢……には入らないですね(トオイメ
伊達や酔狂で走るルートですわ。
サリサリサリ
土手上に上がったとき奇妙な異音に気づきます。
何があったのかと可動部をチェックすると……。
大きいバッタがチェーンリングに挟まってました。
ギャーオ!
バラバラになって真ん中のチェーンリングに絡み合っています。
溜息をつきながら拾った枝で払っていきます。
グロいので説明は省きますが大惨事です。
ミミズ絨毯もそうですが、荒川沿いは生物関連のトラブルが避けられませんね。
スズメバチ襲撃よりはマシですが。
余談ですが、荒川沿いを走る時はアクエリアスのようなハチミツ成分を含んだ飲料・食品を持たないほうが安全です。微量であってもハチミツはスズメバチの誘引作用が強力です。
さて気を取り直したところで道を折り返します。
夕闇が迫る中、予定より遠くまで来てしまいました。
川越線までは土手上の天端を通って戻ります。
川越線と治水橋だけは土手下に下りましたが、帰りは土手上を走ります。
天端の平らな砂利道は走りやすくてストレスフリーですね。
さて、舗装路に戻ってきました。
不思議なことにブロックタイヤのロードノイズが激減しています。
理由は不明ですがタイヤの抵抗も減った感じで走りやすいです。
荒れた道を走っていたのでゴムが温まって柔らかくなったとか?
なんでしょうね。
この時点で前後輪ハブのグリスアップ成果が感じらます。
メンテ前よりも確実に回転抵抗が激減しました。
坂道を下る時の自然加速が明らかに速くなりました。
もちろん普通に走っていても軽くなりましたけどね。
グリスアップ直後より慣らした後のほうが良く回ります。
気のせいかもしれませんが経験的にはそんな感じがします。
まさにそれを実感しました。
換装した中古クランクも問題ないですね。
安かったわりには新品同様でしたのでお得でした。
最大クランクの歯数がもう少し多ければ最高ですが、そこは妥協。
歪んで三か所破断した前のクランクと比べるべくもないのですが……。
スピードが乗ったところでフルブレーキングもテスト
ロック寸前の手加減で最短距離の制動が可能となりました。スバラシイ。
レバーの引きが軽くなったので操作しやすいです。
ブレーキは求める完璧に近い状態にもっていけました。
ふと思ったのですが、細めのタイヤを履かせたらもうクロスバイクですね。
そう考えると26インチのハードテイルMTBって万能な気がします。
まあ、HE規格で26インチのスリックタイヤなんて絶滅危惧種な気がしますが……。
十分足も温まったので残りの直線は時速30キロ維持で走ります。
メンテ前だと吐きそうなくらい踏まないと無理でしたが……行けますね。
川越まで行った時は翌日の脚に疲れが残るくらいでしたが、ほぼ同じ距離走っても今回はそれほど疲れが脚に出ません。
良いですね。気持ちよく走れるようになりました。
そんなこんなで無事帰宅ですね。
2時間弱走った感じでは大きな問題はありませんでした。
多少手を入れたい箇所が見つかったのも成果です。
今日はタイムアップですが次の週末には砂埃まみれのフレームを洗ってあげたい。
バッタまみれだったチェーンも……。
オーバーホールでこれだけ機能回復できれば満足です。
去年の今頃はスポーツバイクに興味が無かったので整備も全く出来なかったですが、この一年でオーバーホールもできるようになったが不思議。
好きなことなら恐れずにやってみれば何とかなるものですね。
次の一年は何が出来るようになっているでしょうか。
ふへへ。