駆ける備忘録

ロードバイクのライドとかメンテの記録です

ハンドルを下げたり上げたり

ハンドルを下げたり上げたり(2020.7.11.SAT)

 

ハンドルの位置がなかなか決まりません。

なので上げたり下げたりして試しています。

 

このCAAD12、入手した時は一番上の位置でした。

それで問題はなかったのですが、試しに一番下まで落としていたのです。

 

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ハンドル位置が低い状態

ハンドル位置が低い状態のメリットは主に3点。 

 

・上体が低くなり風の抵抗が減る。

・前のめりになるぶん体重をペダルにかけやすくなる。

・腰と尻の負担を腕に分担できる。

 

実際にそのメリットを感じることが出来ました。

走っていておおきな問題も感じなかったのです。

ところが、正丸峠ライドの時にこれが問題になりました。

 

8時間も自転車に乗っていると、ちょとした問題がじわじわと大きくなります。

ハンドル位置が低かったおかげで腰やお尻は全く痛くなかったのですが、両手首が熱を持っていて、捻挫一歩手前の状態でした。

ハンドル位置が低い状態で感じたデメリットは主に4点。 

 

・常に体重が前のめりになり、負担が腕にかかりすぎてた。

・そのせいでブレーキの度に負担が手首にかかっていた。

・同じ理由で悪路での振動ダメージを手首が一番受けていた。

・さらにサドルから乗降時の体重も手首への負担を増やしていた。

 

手首への負担が大きくなっていたと実感できました。

道志みちも長丁場となるのでここは改善しておきたいところ。

なので改善策としてハンドル位置を上げることにしました。

 

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トップキャップ

CAAD12はトップキャップが一体化したネジです。

アーレンキーで緩めて外すと、プレッシャーアンカーが見えます。

 

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スペーサーを抜く

トップキャップを外したら、スペーサーを抜きます。

現状ではステムの上に15mmのと5mmのが2つあります。

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ステム横のボルトを緩める

次にステム横のボルトを緩めます。

これでハンドルを引き抜くことが出来ます。

 

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ハンドルコラムのスペーサー

一旦全部抜き取りました。

スペーサーは全部で4個。これでハンドルの高さを調整します。

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チョイあげ調整

一旦、真ん中あたりで様子見とします。

回復作業は今までの逆……とはいきません。

先にトップキャップボルトを締めます。

ステム横のボルトを先に締めてしまうとトップキャップボルトを回してもハンドルが締まらなくなってしまいます。要注意です。

適正トルクでトップキャップボルトを締めたら、ハンドルの位置を調整します。

 

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メケントウ!

ボルトを緩めた時点でハンドルとフロントタイヤの向きがズレます。

これを合わせてからボルトを締めなければなりません。

プロショップには位置合わせの機械があるそうですが、そんなものはないので目見当で位置を合わせます。

補佐的にアーレンキーなども使いますが、最終的には勘です。

重要なのはハンドルの妖精の声に耳を傾けることです。

ハンドルの妖精さんはフロントディレイラーの精霊さんほど気難しくないですが、たまにステムを外して掃除してあげないとパキパキと異音を立てて怒るので気をつけましょう。

 

よし真っすぐになった!

そうに違いない!

もう決めた!

 

この辺は思い切りが必要かと。

 

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ステム横のボルトを締める

ハンドル位置がズレないようにステム横のボルトを締めます。

どのような機械でも同じですが、上下2つで留めるようなボルトは交互に締め増していくことが肝心です。

同じく4つの場合はタスキかけるように締め増し、5つの場合は星を描くような順序で締め増します。

なるべく同一のトルクで固定させるための技術ですね。

 

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とりあえず完成

とりあえず完成です。

コレで様子見です。

が、この作業は先週くらいのことです。

 

この後、7/5の記事の荒川峠を走りました。

感想としては中途半端な感じでした。

ですので一番上にまで戻すことにしました。

ちょっと走った感じでは良さそうです。

これで更に様子見ですね。

CAAD12は一日にしてならず、です。