駆ける備忘録

ロードバイクのライドとかメンテの記録です

続々・リッジランナーのメンテ

続々・リッジランナーのメンテ(2020.9.27.SUN)

 

いつまで続くんだこれ……。

すぐ気づくような異常が無くなるまではヤルしかない。

 

何より気になるのはハンドルのサビサビ。

走行性能には関係ないのですがボロさの象徴が常に目の前にあるのは精神衛生上よろしくないのです。

ハンドルを替える手もありますがお金をかける部分でもないです。

うまく削り落とせればいいのですが、どうするのが良いかなー。

 

一晩考えた結論としては、無難に「サンドペーパーで磨く」です。

年季の入ったごついサビなので、250番の粗目辺りでいってましょう。

磨き方はシンプル。ハンドルにサンドペーパーを巻いて、握力と腕の力で回す。ただの力技です。

最初から付いていた補強のためのバーは不要なので取り外してあります。

 

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使用前 使用後

予想以上の輝きが戻りました。いいぞ。

簡単な割には効果的でしたね。

左側も同じように磨いていきます。

腕がパンパンになりましたけれど、それ以上のコストはありません。

 

次にフロントのタイヤです。

友人に指摘されて気づいたのですがタイヤの向きが逆でした。これを正しい向きに戻します。

ついでにクイックリリースも外して汚れを落とします。

 

ハブシャフトが気になってちょっと回して見ました。

予想通りに回転が渋いです。

クイックのロックナットをくるくる回しているうちに玉押しが緩んでベアリングの球がこぼれ落ちました。

 

あうち……。

 

このまま戻すのも素っ気ないのでグリスアップしましょうか。

 

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シャフトを抜いてみた

シャフトを抜くと中に金属球が見えます。

球の取り出し方に悩んだのですが、ピンセットで挟んで取ることに。

 

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全部取れました

片面10個、全部で20個ですね。

内側に残ったグリスを綿棒で掻き出して、拭き取ります。

 

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綺麗になりました

ベアリングのカップの中の汚れを除去できました。

洗浄前は汚染グリスの他に、繊維質の固まりが入っていまいた。

あれは何だったのだろう?

 

ここからは回復です。

カップの中にグリスを埋めていきます。

そのあとで球を埋め込んでいきます。

 

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球を詰め直し

細かいことは気にせず適当に配置しています。

いいんじゃないかなー。

これの上からさらにグリスを厚盛りして玉受けをかぶせます。

反対側も同じようにすれば完了です。

 

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前ホイール完了

タイヤの向きも正してクイックのレバーは左側に設置しました。

洗浄してからブリスアップ出来たので回転が軽やかです。

ホイールを手で回してみると作業前よりは長い時間回ってくれました。

予定外のメンテですが、結果オーライです。

 

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7速ボスフリー

この勢いでリアもやってしまおうかと思ったのですが、ボスフリーを外す工具がないと駄目なようです。

グリススプレーを突っ込んでおきます。

ホイールだけの状態になってやっとわかったのですが、球当たりが強めのようで回転がゴリゴリです。指の力ではシャフトが回りません。

こんな状態なのに走っている時には気づけないとは。

玉当たり調整をしたらかなり軽く回るようになりました。

これ以上は手が出せないので、今はこれで良しとします。

 

ディレイラーガードは取り外しました。

微妙にリアディレイラーの稼働に干渉するのが原因です。

ぼろぼろにサビきっているので見た目が悪いのもあります。

ありがとう、君の役割は終わった。

 

お次はリアのVブレーキ。

ブレーキシューの角度が変なので調整します。

Vブレーキ本体とワイヤーの状態が悪いので最善の状態には出来ないのですが、及第点くらいには調整できました。

前ブレーキは制動、後ろブレーキはスピード調整。

役割がはっきりわかれました。

 

最後にミラー。

BADBOYに付けていたミラーが再登場ですね。

違和感ありそうな気がしたのですが、そうでもなかったです。

センターバーがないので邪魔にならないし、後ろがよく見えて良いです。

 

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現状のリッジランナー改二 

暗くなってから撮ったので画質が悪いのじゃー。

概要は見えるので妥協なのじゃー。

 

ハンドル周りの清潔感がアップしました(笑

リアもサビで野暮ったいディレイラーガードがなくなってスッキリです。

ミラーは外側に出ている分、後方の視認性が向上しました。

狭い場所では手前に折り畳めるので安心です。

 

日が暮れる前に試走しました。

遠くまで行く時間がないので目標は岩淵水門です。

走り出してすぐ感じますがペダルが軽くなりました。

川越に行った時とは全然違いますね。

これだったらかなり楽だったはず……。

 

 

戸田橋前後の砂利道地帯も軽快に走り抜けます。

シフトワイヤーが伸びたのか、フロントディレイラーがチェーンに当たる音がします。あとで調整しましょうかね。

そんなうちに岩淵水門が見えてきます。

 

このリッジランナーで初めて岩淵水門まで来たのが去年の今頃でした。

重いMTBでの往復20キロが本当に大変でした。

自転車環境はあの頃とは何もかもが違いますね。

一番違うのは何かなぁ。

 

さて、赤水門は青水門へ向かう道の途中から降りていきます。

普段は行かないのですが、今日は降りてみました。

 

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赤水門から見る青水門

 

青水門が完成したあとに赤水門は役目を終えており、史跡として保存されています。

古い設計物なので新しい構造物には無い趣がありますね。

 

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赤水門の島

水門の向こう側の部分だけが島になっています。

塔のようなオブジェと東屋があります。

いつ来てもわりと人がいますが、多いのは釣り人ですね。

 

島の石畳を堪能したあと、道に戻って青水門を越えます。

荒川と隅田川の間をまっすぐ走って鹿浜橋で折り返します。

今日は雨も降らなかったしいい陽気でしたね。

こんな日はのんびりロングポタライドがいいですね。

 

……なんで一日中メンテしていたんだろう?

……走ればよかったのでは?

……いまさら? いまさら?

 

心の声は心に棚を作ってしまっておこうか。

いま走っているのだからいいじゃないか。ね?

それにしても、MTBに乗っていると無理矢理でも砂利道を走りたくなるのは何故だろうか。

舗装路が快適ではないという事情もありますが。

MTBに乗っているのだから、というのが最大の理由でしょうね。

悪路や段差には無敵の強さでした。そして楽しい。

そんなこんなで大きな問題もなく無事に帰宅できました。

 

メンテ後の感想としては素直に良かったです。

普段使いの自転車としては問題ありません。

舗装路でも往復50キロくらいまでなら問題ないでしょう。

ただしクロスバイクのようなに100キロライドはしたくないです。

そんなことをする必要がそもそも無いのでいいですが。

あとは状況に応じてメンテしていけばいいかなと思います。

 

工具があればリアホイールハブのグリスアップともしたいですね。

安価なBBが手に入るのであれ交換したいところ。

そうすれば新品当時の走行能力を取り戻せることでしょう。

他にも部品が入手できれば都度手を入れたいです。

そんあところでリッジランナーのメンテを終わりたいと思います。

終わらせてください。お願いします。