駆ける備忘録

ロードバイクのライドとかメンテの記録です

追憶の河原

追憶の河原(2020.2.7.SAT)

 

祖父の話です。
亡くなったのはだいぶ前ですが、最近になって思い出したことがありました。
子供の頃に祖父と一緒に行った越辺川(おっぺがわ)のことです。

 

以前、私は釣りが好きでいろいろな場所に釣りに行きました。
小さい頃は一人では行けないので、父や祖父に連れて行ってもらいました。

祖父はとても厳格で頑固でしたが、穏やかで優しくもある昔かたぎな性格でした。
「釣りに行きたい」とお願いすると「そうか」とだけ答えて黙々と準備を始めてくれました。
いつもそんな感じでした。

 

急にその祖父の横顔を思い出しました。

そしてあの越辺川の河原にまた行ってみたいと思ったのです。

しかし、肝心のその場所がわからないという。

 

記憶の中の場所は越辺川ですが、高麗川(こまがわ)と勘違いしていた時期がありました。
その期間が長すぎたため勘違いに気づいたと時には祖父はすでに他界。
真実は東雲の彼方に。

 

父も一緒に行ったことがあるので聞いてみたところ……。
「何度か行ってみたけど同じ場所にたどり着けなかったんだ」とのこと。
ダメじゃん。

 

しかしながら、手がかりとなる情報が聞けました。
自分の記憶にある情報をあわせるとこんな感じです。

 

・越辺川であることは間違いない
・川越街道をずーっと進んでから左側に入った河原。
・頼りない感じの木造の橋がある。
・河原まで車が下りられる
下流側に堰がある

 

とりえず「越辺川 木の橋」で検索してみたところ、「島田橋」がヒット。
写真を見ると記憶にある橋とかなり似ている気が。

 

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島田橋


昔ながらの木橋なので時代劇の撮影にも使われているそうです。
「ここかな?」と思ったのですが、橋の周辺に違和感があります。
もう少し河原が開けていたようなイメージ……。
そもそも川越街道からも遠いです。

 

違うのかな……。


さらに検索を進めると他にも木の橋がヒットしました。

越辺川と都幾川の分岐付近にあったらしい赤尾落合橋と長楽落合橋。

 

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赤尾落合橋と長楽落合橋


この橋はすでに崩壊してしまったようです。
既にないせいか検索できる情報が少ないです。

 

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落合赤尾橋


ありし日の赤尾橋を見ると記憶の光景に近いような感じが……。

 

最後の一つは八幡橋
これも風情のある木橋です。

 

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八幡橋


場所も「川越街道からちょっと左」にマッチします。
そして下流側に堰もありますし。

 

「ここか? ここなのか?」

 

地図で見ていても確証が持てません。
ロードバイクなら行ける距離です。

 

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木の橋の地図

 

なら行ってみれば良かろうなのだ!

というわけで追憶の河原へまかり越します。
はてさて、どうなることやらです。

荒川周回 笹目橋~河口

荒川周回 笹目橋~河口(2021.2.6.SAT)

 

普通に新砂まで行って帰ってくるつもりでした。

ただ右岸をそのまま折り返すのも飽き飽きです。

そこで閃いた。

 

河口まで行ったら左岸に渡ればよかろうなのだ!

 

というわけで荒川をぐるっと周回することにしました。

右岸を下って左岸で帰るだけなので大したことではないです。

でもいままでやったことなかったんですよね。

 

走り始め。

WINDYアプリでみると緩い北風。

だったはずが走り始めると南風。

まあ、荒川ではよくあることです。

ゆっくり走って体を温めます。

寒さを感じないので心地いい。

久しぶりに理想のゆるポタを満喫です。

 

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かつしかハープ橋 右岸から

 

ロックゲート付近に謎の人だかりがありました。

何だろうと立ち止まってみると、どうやら開門するようです。

見るのは初めてです。

 

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赤信号

水門が開き始め始めました。

 

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青信号

開ききった後に水門の信号が青になりました。

船が水門の向こうに進んでいきました。

ここは運河なので門が閉まったら、向こう側の水位が上がるのでしょう。

見てみたい気持ちもありますが、今日は先に進みます。

 

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新砂

左岸に渡る前に右岸の端っこまで来てみました。

今更ですが新砂は右岸の端っこです。

何もない行き止まりで、この先は海。

それなのに人が多い不思議な場所ですよね。

 

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清砂大橋

ちょっと戻って清砂大橋を渡ります。

河口付近の橋は短いくていいいですね。

 

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左岸の端っこ

せっかくなので葛西臨海公園まで行って折り返します。

初めて気づいたのですが、荒川の対岸は中川なんですね……。

 

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左岸からスタート

葛西臨海公園から折り返して左岸スタート。

太陽の位置が心強い。

清砂大橋の手前を右に抜けるとアンダーパスがあります。

そこから一般道を通ってから葛西橋から荒川中洲に入ります。

入りたかったのですが、走っていた車道から降りられないまま葛西橋のかなり向こうまで通過してしまいました。

こんなトラップがあったのか……。

 

仕方がないのでその次の船堀橋まで行きます。

中洲に降りられるか不安でしたが問題なかったです。

 

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船堀橋からの下り口

よかった。

しばらく荒川アンダー・ザ・ブリッジです。

ここからの先の左岸はもうなれたものです。

しかも追い風なので往路の1.5倍のスピードで帰れます。

とても快適ですが拍子抜けな感じもします。

荒川は暴風が吹き荒れてないと物足りないですね。

 

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笹目橋の夕日

順調すぎて笹目橋まであっという間です。

日没までに余裕で間に合いまっした。

笹目橋の向こうの夕日が大きくて丸い。

荒川の水面にも夕日が輝いていました。

 

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荒川半周 75km

帰宅後にルートを見ると面白い形に。

綺麗に荒川を反時計回りになぞりました。

のんびり走って三時間半くらい。

河口から熊谷まで右岸左岸を行くと200キロくらいかな。

200キロライドはまだ未経験です。

でも暖かくなったらやってみたいですね。

二週間ぶりの荒川

二週間ぶりの荒川(2021.1.30.SAT)

 

1/23(土) 1/24(日)はずーっと雨だったので出られず。
土日だけ雨とかマジ勘弁してください。

 

1/30(土)は晴れました。
二週間ぶりに走れます。
一月に入ってから二週に一度しか走れてないですね。

 

家を出たのは14:00頃なので遠くまでは行けず。
気の向くまま荒川沿いを流します。
進む先が定まらず、取り合えず下って行ったものの舟渡で折り返し。
このまま調子に乗って追い風に乗っていくと、帰りがかったるそうだったので。
2時間早ければ河口まで行ってもよかったのだけど。
脚がなまってそうなのに真っ暗で寒い荒川峠は勘弁したいところです。

 

北上していくといい感じの向い風。
時速10~15キロくらいの北風を正面から受けながらタラタラと走ります。
北風は冷たいですが走っていれば暑いくらい。
汗ばんできたらペースを落とすと丁度いいです。
キツくもなく、ユルくもないペースで羽倉橋までつきました。

 

さて。

 

実に中途半端な時間と場所です。
左岸に渡るなら、竹林や田んぼの細い道をウネウネして西遊馬で引き返し。
右岸を直進なら、治水橋の手前の砂利道で折り返し。

 

さてさて。

 

考えるのめんどくさいから真っすぐ行こう。イェア。
信号を渡って直進だだだ。

バイパスからの土手上に抜ける入口にあった車止めが撤去されています。
地味にうざかったので嬉しいです。
で、その車止めはちょっと先の土手上に引っ越ししていました。
右側に自転車が通れる隙間があったので問題ないです。

ここから土手下に見えるグランドは富士見市運動公園という名前でした。
バイパスから運動公園へ入っていく車の導線が変更されたようです。
遠回りになる理由が不明ですが、護岸的工事的な事情かもしれません。
自転車の通り抜けが楽になりましたので結果オーライです。

 

車止めを越えるとそこはパラダイス。
このルートは道幅が広いのですよ。
なのに治水橋から上流は砂利道なのでロードバイクが少ない。
くわえて歩行者も少なくて土手上なので不意の飛び出しもない。
視界の限界まで無人ということも。
ちょっとしたTT区間です。

 

砂利道までたどり着いたら、折り返しは無人の道をかっ飛ばします。
普段出せないスピードで走るの気持ちい。
ガンガン回すと45キロまであがります。
それ以上は脚が持たない感じでした。
45キロだって長い時間維持ができるわけではないです。
追い風ポジションだと38キロくらいが何とか巡行できそうな感じでした。
それだって普段よりハイペースなのですけどね。

 

結果、あっという間に羽倉橋まで戻って来てしまい……。
こんな早いならもうちょっと先まで行ってもよかったかも。

 

羽倉橋より下流は歩行者も多いので要注意。
ただ寒さのせいか普段よりは歩行者が少ない。
河川敷は飛び出しが怖いけど、冬の土手上は視界が良いので助かります。
人がいたらゆっくりと、人がいなければ踏む。
肺活量の限界まで回して、笹目橋の手前で酸欠になりました。
うへ、気持ちわる。
深呼吸ですぐに直りましたけれども。

 

ちょいちょ限界まで追い込まないと肺活量が上がらないそうです。
この歳でもまだ向上できるのか……疑問はありますが。
肺活量は少ないので増やせるものなら努力もしたいところ。

 

帰宅してから知ったのですが治水橋の上流側の土手上が舗装されたそうです。
もうちょっとだけ進めば確認できたのに失敗したナリ。


で、日曜日は朝から頭痛。
なんか微妙に体調も悪い。
舗装されたと噂の治水橋の向こうまで行ったかったのですがやめました。
敗因は夕方に飲んだビールかな。
水分補給が足りなかったか……迂闊。
次の週末に期待しましょう。

出遅れたなど

出遅れたなど (2021.1.17,SUN)

 

はい、出遅れました。

現在は1.17.SUN.15:30です。

そのため珍しくオンタイムで書いています。

 

リアディレイラーの調整に手間取りました……。

パシッと決まる時もあれば、ずるずる決まらない時もあり。

ホイールをちょいちょい履き替えるのも面倒ですね。

通常ゾンダとして、何かあった時だけ鉄下駄にしようかと思います。

 

先週の3連休は走っていません。

360度からSTAY HOME大合唱でしたので。

それ以上に寒くて外出が億劫なのもあったのですが。

かったるい時は無理に出るなという体からのシグナル。

だらけても良いのです。

 

とはいえ何もしていなかったわけでもなく、庭でスタンディングスティルの練習をしていました。

自転車に乗って停まったまま動かないアレです。

実際には少しづつ動くことでバランス取るのですが。

さすがに3日間で出来るようにはなりませんでした。

ただ、自転車の中心に乗るという感覚がわかるようになりました。

どんなアクションをしている時でも中心を意識することの重要さがわかりました。

まあ、意識できても、体が追いつきません。

すぐに倒れれしまいますが、最初の時とは確実に違うのが感じれれます。

暇がある時にもて続けてみたいと思います。

 

練習に無駄な力が入りすぎたようですぐ疲労すます。

ちょいちょい休憩を挟んでましが、練習の合間は積ん読を崩していました。

 

 積ん読(つんどく)

 いつか読もうと思って積んでままとなった書籍

 

アニメ5シリーズ

漫画30冊程度

小説10冊程度

 

崩した崩した……。

頭の中のストーリーの断片がどの作品かわからないくらいカオスです。

昔と違って電子書籍なので本棚があふれなくていいですね。

十年にいっぺんの書籍処分祭りが無くなってスッキリです。

うちの本棚にあるのは値段がつくようは本じゃないから。

 

で昨日は2週間ぶりの荒川ライド。

妙に暖かいので春秋装備で十分な模様。

14:30を過ぎてから出発して戸田橋まででました。

ただし帰りが向かい風なのは嫌なので反転して北上しました。

向かい風の右岸を北上することに。

何故か羽根倉橋を渡るのが面倒になったので、そのまま右岸特攻。

砂利道上等で治水橋まで突っ切りました。

スタンディングスティルを3日間練習した成果なのか、何をするにもバランスが取りやすくなりました。

そんな気がするだけかもしれませんが、違うように感じました。

本当のところはどうなんでしょね?

 

勢いで川越で来てしまった。

羽根倉橋で引き返す予定だったのですが、つい、ね。

もう15:30なので、寄り道する余裕もないです。

帰り道は土手下の側道を通ることにしました。

砂利道区間をショートカットします。

追い風なので40キロ超で走り抜けました。じつに爽快。

幸いにも背後から車が来ないまま走り切れました。

適当なところで土手に上って、あとは来た道を戻るだけです。

引き続き追い風なので35キロ維持で走ります。

これくらいで走ると景色を見ている暇がないですね。

 

そして、今日に至るなど。

今日はリアディレイラーにやられました。

今日は寒かったのでいいですけど……。

来週はどこ行こうかな。

子の権現のお守り

子の権現のお守り (2021.1.11.MON)

 

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守る輪

今日、子の権現のお守りをハンドルに付けました。

いざ、装着の儀。

 

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装着の儀

このお守りは6色ありました。

うちのCAAD12は赤みがアクセントなので赤にしました。

 

下側の黒い部分はプラスチックの留め具です。

全体にチューブが覆われているので急な雨でも大丈夫仕様。

ロードバイクだとハンドルのステム近くに付ける人が多いようです。

交通安全のお守りですが、見た目や機能も素敵ですね。

子の権現まで上った記念でもあります。

大きな事故が無いよう安全運転でいきましょう。

鉄下駄 after

鉄下駄 after (2021.1.7.THU)

 

12月の2週間くらいAXIS2.0(鉄下駄)を装備していました。
とにかく重いの一言です。
こぎ出しが重い、加速が重い、スピードにのるまでも重い。
不思議と30キロくらいになるとそれほど気になら無かったですが。
短期間ですが脚への負荷がかなり高かったようです。
ゾンダの感覚で踏んでいたら、もこっと腿が太くなりました。
特に膝上の外側の大腿筋が一回り増えたように見えます。

半分くらい脂肪のような気もしますが。
良いのか悪いのか……。


巡行時のペダリングはなるべくハムストリング(腿の後ろの筋肉)を使いたいところ。
ハムストリングは持続的に使い続けられる筋肉です。
最近はハムストリングを最大限に使いやすいポジションを求めてセッティングを試行錯誤しています。
体力にあった乗り方の発見と、セッティングの更新の繰り返し。
地道にですが少しずつ良くなっている気がします。

 

とはいえ腿の前の筋肉を全く使わないで走るのも無理です。
大腿四頭筋は強力なパワーの代償として消耗が早くすぐには回復しません。
なのでこれを使い切らずに走るのがロングライドの秘訣と知りました。

しかし勝負一番では大腿四頭筋は強力は味方でもあります。
子の権現の最後はハム様と大腿四頭筋の競演で乗り切れた感じがあります。
ひょっとしたら鉄下駄トレーニングのおかげなのかもしれません。
ありがとう筋肉。ずっ友だよ!(古

 

しかしこの鉄下駄の運用でちょっと困ったことが。
普段は鉄下駄にしてロングライドの時だけゾンダという運用を予定していました。
ところが、ゾンダの保管場所に困るという現実に直面してしまいました。
ホイールって思ったよりかさばるんですよね。
鉄下駄なら玄関前に放置で全然問題ないのですが。

 

ホイールをたくさん持っている方の動画を見ると壁や天井にぶら下げているようです。
部屋の上方のデッドスペースを活用するのがよさそうです。
ただしこれだとラック等の出費がかさみそうなのが問題。
工具箱に余っているL字金具や廃材で何とかならないものか。

 

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ノーコストのホイールラック

やっつけ仕事のせいでいろいろと微妙です。

見た目が悪いし、出っ張り具合も邪魔。

建てつけが悪いのでちょっとナナメってます。

要検討ですね。

 

方向性は見えた気がします。

予備として雑に扱えるこの鉄下駄とは、うまく付き合っていきたいですね。

  road to 子の権現 for 初詣

 road to 子の権現 for 初詣。(2021.1.3.SUN)


そして迎えた子の権現ライドの朝。
このところはロングライド前の朝食は1000カロリー以上食べるようにしてます。
そうすると良いパワーを維持できて疲労が減るのです。
補給も重要ですが朝の食事量がかなり効きます。
これは道志道の時にご一緒したカワシさんに教えてもいました。
カワイさんは必ずカルボナーラを食べるそうで、私もそれに倣いました。
ありがとう、カワシさん!

 

そして出発。
外に出るともう寒い。
でも走りだしが寒いくらいで丁度いいと知りました。
30分もすると体が熱くなりますからね。

 

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D2

 

今日は尾根幹から五日ぶりの坂道詐欺師君とペアライドになります。
待ち合わせはケイヨーデーツー所沢中富店。
しかし約束の09:00に現れません。
GOOGLEナビに騙されて超絶に迷ったそうで。
そんなこんなで30分遅れでスタートとなりました。

 

ルートは夏と一緒です。
所沢堀兼狭山線を突き進みます。
寒いとはいえ灼熱の真夏に比べると超楽です。
休憩も不要で狭山大橋まで来れました。

 

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富士山を探せ!

 

朝の富士山が綺麗でした。



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セブンイレブン飯能永田店


東飯能駅もするりと抜けていつものセブンで補給です。

珍しく他にロードバイクなし。

ただ走っている数は多くて何台も通り過ぎていきました。

 

準備万端、県道70号(飯能下名栗線)を上ります。
野口のタネの先の三差路を右折して、県道350号(南飯能線)へ入ります。
ここから道なりに上っていけば子の権現です。
2回目なのでスイスイと進めますね。

 

山神社までは大した坂道ではないのですが、源五郎神社を越えると徐々に勾配が上がってきます。
じつは坂道詐欺師君は実家のセカンドバイクで参戦です。
これには11-25tの漢ギアがついているので劇坂が上れません。
取り合えず、残り800メートルの三叉路で休憩しつつ待ちました。(足つき1回目)
額に汗が吹き出て眼鏡に垂れてきました。
脚は大丈夫ですが、あっさりと息が上がります。

 

さて呼吸が落ち着いたので上り始めます。
三叉路を越えると道が荒れていて、中央が窪んだりしてガタガタです。
夏の時より土、石、枝が少なくて走りやすかったです。
何とか前回ギブアップした場所も通りすぎ、その先のカーブを越えていきます。
いくつになっても成長が実感できるのは嬉しいものです。

そこからもう少し上っていったところで息が切れたので足つき。(足つき2回目)

 

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足つき2回目


立ち止まっているとすれ違うロードバイクや車両が多いです。
挨拶や声援を貰ったり送ったりでほっこりします。
大きく深呼吸そしてから無心でクランクを回します。

 

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足つき3回目 (下向きの写真)

 

結構上ったような気がしたのですがそんなでもない場所で一旦足つき。(足つき3回目)

たぶんもうちょっとで残り300メートル地点です。

一足で駆け上がりたい気持ちもあったのですが抑えました。

限界まで頑張るより、こまめに休んだほうが復活が早いです。

 

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崖のような斜面

峠なんてどこも急斜面ですが、ここは斜面というより崖です。

 

 

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足つき4回目

ついに残り300メートル地点までたどり着きました。(足つき4回目)
足つきはいいとして、ここまでは押さずに上りたいと思ってました。
ヒルクライム的には今日の目標地点ここです。
年始から目標達成できて嬉しい限りです。

 

で、ここからが子の権現の本気です。
夏に体験したので知ってますが上れる気がしません。
とはいえ一つ目のカーブくらいは行けそうな気もします。
行けるところまで挑戦してみようかなと、軽い気持ちでこぎ出しました。

 

そんな一つ目のカーブはあっけなく通過。
視界が良いのでアウト側を大外回りできたのが勝因でした。
このカーブを越えても20%くらいの勾配が続きます。
これをハムストリング様にお願いして上っていきます。
この辺りからは余計なことは考えられなくなりました。
すぐにラストの28%カーブが見えますが、もうシッティングの限界です。
30tのままダンシングに移行しました。

 

30tなのに体重をかけたダンシングでぎりぎりクランクが回ります。
斜度がきついままなので、普段馴染みのない前傾姿勢を強要されます。
バランスを取りながらゆっくりと確実に体重をペダルにのせていきます。
そしてカーブに差し掛かりました。
正真正銘これがラストダンスです。

 

最大傾斜28%の180度カーブ。
傾斜の緩いカーブの大外を回っていきます。
前後左右どちらへバランスを崩しても転びそうで怖い。
曲がっている間はバランスを崩れないよう集中するのみ。
そして、越えました。

 

越えた?

 

越えた!

 

うっは、マジかよ!?

越えちゃったよ!

 

そこからも15%くらいの勾配が続くのですが、今までよりはだいぶマシです。
左上には子の権現の茶屋の裏側が見えました。

 

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足つき5回目

 

ここが最後の足つきです。(足つき5回目)

ハイなまま限界まで走り抜きたかったのですが、本当に限界にきて倒れてもマズいのでやめました。
残りはもう100メートルもないのですがもったいないですが。
崖下を見ながら一人でゼイゼイ言ってました。
途中で抜いた人に追いつかれる前に呼吸を整えてラストラン。
ついに自走で子の権現を上り切りました。

 

何というか、もう感無量です。

 

休み休みでしたが子の権現の南ルートを押さずに上り切れるとは思っていませんでした。
特に最後の斜度28%カーブ。
大外だから25%くらいかな?
アレは上れなくてもいい坂と認識していたのですが。
やっみたらできちゃった系の経験となりました。
カーブの間はずっと怖かったですけどね。
ヒルクライム的にはこれで目標完遂です。

 

そして本来の目的である初詣のお参りをしました。

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定番 その壱

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定番 その弐

子ノ権現・天龍寺は足腰に特にご利益のあるお寺です。

激坂を上ってヒルクライマーが目指すのも自明の理ですね。


奥の院に上がって鐘もつかせて頂きました。
実はもう一つの目的があって、自転車のお守りが欲しかったのです。
自転車に取り付けられるように輪っかになっています。

 

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自転車、バイク守る輪


まさにバイク乗りのためのお守り。
子の権現に行かれたら是非見てください。
夏は知らなかったんですよね、コレ。

 

すべての目的を果たすことが出来ました。
県道70号(飯能下名栗線)まで下ってからカフェキキで遅めの昼食となりました。
ここで、いつも拝見している飯能のロードバイク系youtuberのきよまるさんにお会いしました。

奇遇ですがきよまるさんも子ノ権現へ参られていたそうです。

 


ロードバイクで飯能を初詣ライド。勾配27%の激坂もあります。| Cycling Vlog

 

この日の動画を見ると、子ノ権現から北側に抜けて天目指峠を越えて、さらに有馬ダムにも上っていたようです。スゴイ。

子ノ権現までは同じ道を上っているので是非ヤバさを感じて下さい。

 

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きよまるさんのミクさん


シンボルとなっているミクさんの写真を撮らせて頂きました。

配信と同じ声が聞けて嬉しかったです。
この日は他の場所でも声をかけられたそうです。

もう飯能ロードバイク界隈ではちょっとした有名人ですね。

 お別れした後にカフェキキ名物・山のぼり丼が登場。

 

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カフェキキ名物 山のぼり丼 


タレのかかったご飯に半熟目玉焼きがのり、チャーシューをまとっています。
ボリュームも十分で最後までおいしく頂けました。

 

補給も休養も十分に取れたところで東京に向かって走ります。
いろいろあって15:00を過ぎてしまったのでまたもや太陽と追いかけっこです。
今日はそれほど疲れてないので、帰りは良いペースで進めました。
所沢堀兼狭山線をかっとばし16:30には所沢まで戻れました。
お別れもケイヨーデーツー所沢中富店です。
12/29と1/3の両日ともありがとうございました。

 

ここから成増までは1時間くらいですね。
以前は柳瀬川の谷と黒目川の谷が無駄に上り下りするので憂鬱でしたが、今では気になりません。
一年前に比べるとかなり鍛えられましたね。

 

去年は鎖骨骨折から始まった激動の一年でしたが個人的には良い年でした。
今年は波乱もなく穏やかな年になるといいですね。
頑張っていきましょう。