駆ける備忘録

ロードバイクのライドとかメンテの記録です

road to 顔振峠 via 東峠 後編

oad to 顔振峠 via 東峠・後編(2020.11.1.SUN)

 

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顔振峠から

平九郎茶屋で昼食です。
ししなべに興味がありますが二人からのとのこと。
無難に月見うどんにします。
それにしても悩むのは帰りのルート。
東峠をもう一回上って帰るのはかったるい。
同じくらい上るなら別の峠がいい。
悩む。

 

悩みながら、知らないおじさんと茶屋の人との話を聞いていました。
茶屋のおばちゃんは優し気で温厚な方で、峠でとれたミカンをくれました。
おじさんは昼食の後でビールを二本買って鎌北湖まで帰るところだとか。
呑みながら歩いて下るのだそうで、結構なことです。

 

鎌北湖かあ。

 

行ってみたいと思いつつ微妙に遠い場所でした。
地図で顔振峠からのルートを調べてみると……行けそう。
途中で上りもありそうですが、下り基調なので問題ないでしょう。

 

隣にいたサイクリストたちと会話してたのですが、篠さんの名前が出てきました。
飯能では有名なヒルクライムYouTuberですが、知名度がたかいですね。
この辺りを走っていると会うこともあるそうです。

 

さて、補給も休憩も十分に取れました。
皆様に別れの挨拶をして茶屋を出ます。
そして、まったく予定外だったルートへ向かいます。

 

マスクをつけて走りだす時に気づいてしまった。
往路ではマスクのまま上っていたことに。
そりゃ、息が切れるのが早かったわけだよ。
外していればもっと楽に登れたかもしれない。
ヒルクライムの時くらいは外しておこうと思いました。

 

そして帰り道の加速がヤバい。
10%以上の坂が続くのでそりゃそうです。
十分に減速しないとへピンカーブは曲がり切れません。
緩やかなカーブでも路肩は落ち葉や砂利が積もってたりするので要回避。
さらに濡れている路面はブレーキも効きずらくなるダブルパンチ。
減速しきれない時は、曲がるよりまっすくぐ突っ込んで止めたほうが安全でした。
ほとんどの危険路面は直前まで見えないのでスリリング。
先が見通せない時はゆっくりが基本です。

 

そんな道中で心残りがあったのは通行止め。
下側は通行止めの置物が撤去されていたの上っていったら上側はしっかりと通行止め。

 

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通行止め


通って良かったのかダメだったのか……どうなんだろう。
通り過ぎてしまった以上、いまさらGiro d'Italia。
車はダメだけど自転車と徒歩は大丈夫な林道もあるようですが、さて。
まだまだ奥武蔵沿いのルートは要注意ですね。

 

そして、この辺りは上ったり下ったりの繰り返しですね。
やはり上り下りが交互だと適度に呼吸が整うので楽です。

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名もなき峠


ログを見返すと二つ小さな峠があったようです。
それでも問題なく進めました。

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巨岩

途中、大きい岩がありました。
特に名前はないようです。

 

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まだまだ下り


ちょっと先に天文岩という史跡があったらしいのですが見逃しました。
安全に走るのために集中力が必要な道です。

 

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突然の上り


時折、顔振峠と反対側の眺望がみえる場所があります。
まだまだ山の高いところを走っているようです。
そこからはぐんぐん下って行きます。

 

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遠くまでは見えない

 

下った先にわかりずらい分岐点。
手作り感のある道しるべがありました。
間違えて民家に入って行っちゃう人が多いのでしょうね。

 

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かまきた湖→

そこからすぐに鎌北湖につきました。

 

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鎌北湖?

ん、鎌北湖?

 

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水がない

水がない湖。

 

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鎌北湖の水、全部抜いてみた

 

耐震補強工事中のようでした。

後から気づきましたが写真の縁にスワンボートがあります。
水が無いので崖から落ちないようにしがみついているみたいです。

 

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水がなくても鎌北湖

 

そんな鎌北湖を後にしますが、ここからはノープラン。
東武東上線坂戸駅あたりから輪行で帰ろうかとも思いましたが、自走で帰れそうな気もする。
土地勘は無いですがグーグルマップで位置を確認しながら東へと向かいます。

市街地→畑→市街地→畑→市街地
よくある東京郊外の風景ですね。

 

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秋の畑

日高川島線に合流して坂戸へ向かいます。
坂戸市へ向かっていると鶴ヶ島市方面への道がありました。
鶴ヶ島のほうが展開がよさそうなのでそちらへ進みます。

 

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鶴ヶ島

標識によるとこの道は川越越生線という名前のようです。
川越まで通じているなら途中で入間川に出られるはず。

重い足でえんやこらと走っていくと川に出ました。
やった入間川……ではなくて小畔川(こあぜがわ)でした。

 

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小畔川

ぬか喜でしたが、ちょっと進むんだところに入間川がありました。

 

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入間川

 

つまり入間サイクリングロードに合流できたということ。
入サイから荒サイに抜けられるのでもう迷うことはありません。
これで一安心です。

 

とはいってもまだ残り30キロくらいはあります。
平地なので体力は問題ないと思いますが、暗くなる前に帰宅したいところ。
無理はできませんがペースは落とさずに土手を走ります。

 

夕方の薄ぼんやりした土手上の入間サイは走っていて飽きます。
10キロくらい見える景色に代り映えがありません。
車がないので安全ではあるのですが、なおさら殺風景ではあります。
そんな飽き飽きする区間を通り抜けてようやく上江橋に到着。
右岸を車と追いかけっこする体力はないので左岸に渡ります。

 

上江橋を対岸まで渡るのは初めてですが長いですね。
地図で見ると1キロちょっとあるようです。
上流側の歩道は途中から階段になっていました。
下りると上江橋左岸の根本のトンネルの近くでした。

 

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ここに通じているとは知りませんでした。
入サイに行くときはこのルートもありですね。

 

あとは勝手知ったる荒サイ。
なるべくペースを落とさずに惰性で帰ります。
いつもと同じ光景ですが、田んぼ区間で野焼きをしていました。

 

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野焼き

 

あと羽倉橋の正面が富士山だということを知りました。
夏は見えませんでしたね。

 

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羽根倉橋の先に富士山

 

笹目橋に到着したころにはだいぶ暗くなってしまいました。
ここまでくれば真っ暗でも問題ありません。

 

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ただいま笹目橋

 


飯能に行ったのに反対側の荒川から帰ってきたのは不思議な感じですが。
自転車は自由に走れるのもいいところですね。

 

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行きルート 帰りルート

 

今日のルートは約120キロ。
カロリーメイト4本、ボトル2本、うどん1杯。
最低限の補給しかしなかったので帰り道は結構疲れました。
鎌北湖あたりでカロリーメイト食べればよかった。
まだまだ補給が下手だなと思います。

 

前回のロングライドに比べるとよく走れたと思います。
手首は無事、尻腰も痛くない、足もまだ余力あり。
膝は痛むほどでもないまま最後までもちました。

早く完治してくれれば良いのですが長引きそうな予感です。

 

それにしても、いまなら山伏峠も押さずに登れるかもしれません。
峠の路面が凍結する前に行ってみたいですね。
今年のうちにあと何回いけるかなー。