road to 顔振峠 via 東峠 前編
road to 顔振峠 via 東峠・前編(2020.11.1.SUN)
当初の今年の10月の予定は毎週峠ライドでした。
その予定が狂ったのは雨と膝の痛みが大きな原因です。
結局10月は絶好の気候なのに大した距離を走れませんでした。
カレンダーは無常にも11月を迎えました。
そしてちょっと涼しい絶好のサイクリング日和。
後先考えずに出かけてもいい時もあるってものよ!
というわけで飯能の顔振峠を目指すことにしました。
今回もいつもと同じルートです。
成増スタート
→旧川越街道
→国道463号の一つ北の裏道
→所沢堀兼狭山線
→入間CR
→笹井白鬚神社横の裏道から東飯能駅
→観音寺
→野口のタネ
所沢堀兼狭山線の10キロのロングストレートは爽快ですね。
真夏はたびたびクールダウン休憩が必要でしたが、この季節は一気に駆け抜けることができます。一番の時短区間です。
一転して入間サイクリングロードは脚休め。ゆったり走れるのがグッド。
終点の先は299号のワークマンの交差点から笹井白鬚神社横の裏道を通って東飯能駅をめざします。
299号をそのまま進んでも到着地点は一緒です。
裏道はちょっと入り組んでますが、車が少なくてのんびりした光景です。
東飯能駅から観音寺の横を抜けて山道が始まります。
入ってすぐのセブンはいつもサイクリストでいっぱいです。
東峠の入り口は子の権現と一緒です。
野口のタネのすぐ先の交差点を右折します。
子の権現へ向かう道へ入ってすぐ右への分岐があります。
見落としそうな細道ですが、グーグルマップで確認したらビンゴでした。
最近は飯能を拠点にしているきよまるさんというYouTubeを参考にしています。
その方が東峠はそれほどでもないよー、と言われていたので油断していました。
のっけから劇坂でした。入口すぐで13%はあるそうです。
13%の坂が単発なら問題のですが、ここから10%以上がずーっと続きます。
いや、おかしい、全然緩くないじゃないか。
ベテランサイクリストの言う、もうすぐだから、たいした坂じゃない、は信用できませんね。
きつい上りですが、10分もかからないくらいで東峠に到着。
足付きしないで上りきった初めての峠です。
峠を越え反対側に下って東吾野に向かいます。
反対側の同じような勾配ですが下りは楽しい。
同じ道を通って帰るつもりでしたが、これをもう一度となると憂鬱です。
そんな薄暗い林道を抜けると東吾野です。
そのすぐ先には国道299号。
交通量が多くて、どの車もスピードが出ています。
サイクリストにとっては酷道299号と悪名高い区間ですね。
国道沿いを流れる高麗川(こまがわ)のせせらぎに癒されます。
東峠とは違って緩い勾配から始まりました。ほぼ平地。
穏やかな自然を眺めながら足を休めつつ走ります。
さらに進んで林道に入ると急な坂も出てきました。
ただ緩い坂も織り交ぜながらなので何とか上れます。
ずっとこんななら楽ですが、中盤くらいで本気の勾配になりました。
30tのおかげで上ることはできるのですが、すぐに息が上がります。
限界の度に降りてストレッチをしながら呼吸を落ち着かせます。
2~3分休んでは上り、2~3分休んでは上り、の繰り返しです。
こんだけ上っても足は大丈夫ですね。成長しました。
不意に麓の視界が開けました。
見上げた空が広い。
峠まで近づいてきたようです。
あと少し、あと少し、あと少し……。
ん、建物?
あれは……茶屋!
きました、顔振峠到着です!
ここは素晴らしく見晴らしがいいです。
下に見える街が東吾野駅の辺りのようです。
あそこから自転車で上ってこられたと思うと不思議。
飯能は四方が山だらけのせいか見晴らしのいい場所は少ないと思っていました。
このまま尾根ルートを進めば景色のいい場所がいくつもあるかもしれません。
残念ながら去年の台風19号による崩落で、この先は通れなくなっていますが……。
さて顔振峠の茶屋、平九郎茶屋で昼食にします。
(続く)